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バッチプロセスにおける運用計画検討のためのシミュリ-ションに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 01550732
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 化学工学
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

小野木 克明  豊橋技術科学大学, 工学部, 助教授 (80115542)

研究分担者 猪股 俊光  豊橋技術科学大学, 工学部, 助手 (30213193)
西村 義行  豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (70023075)
研究期間 (年度) 1989 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1989年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードバッチプロセス / 離散事象系 / ペトソネット / シミュレ-ション / 運用計画 / 制御 / ペトリネット / 操業問題
研究概要

複数個の装置が互いに関連をもちながら,それらが逐次的,同期的,並行的に操業されるバッチプロセスは代表的な離散事象系の1つである.バッチプロセスの運用計画問題の解決を合理的に進めるためには,これらの問題の検討に適用可能な離散事象系モデルの開発と,それに基づいた解析手法・シミュレ-ション手法の開発が不可欠である.
本研究においては,最初に離散事象系の運用計画問題について考察を行った.その結果,この問題は,(1)システムの各所に存在する非決定性を明らかにすること,(2)非決定性の解消が受ける制約を明らかにすること,(3)非決定性を解消した状況のもとでシステムを評価し適当な解消法を1つ選択すること,に帰着できるとの知見を得た.次に,これらの問題を一貫して考察することができる1つの離散事象系モデルを考案し,その解析手法を示した.このモデルはペトリネットとオブジェクト指向の考え方を融合したものであり,その開発にあたっては,モデルが対象システムの挙動をそのままの形で表現できること,およびモデルの制御構造がある程度解析できることに重点を置いた.最後に,このモデルに時間の概念を導入したモデルを考案し,そのもとで動作するシミュレ-タを核とする離散事象系運用計画検討システムを開発した.その際,シミュレ-ション過程を任意の時点まで後戻りさせ,そこから代替の運用方策のもとでシミュレ-ションが再もとでシミュレ-ションが再開できる機能をシステム付加した.
考案したモデルを実システムに応用するためには,モデル化の容易さ,表現能力の豊かさ,モデルとしての一般性・汎用性などに関するいくつかの問題点が残されている.これらの解決が今後の課題であると思われる.

報告書

(3件)
  • 1990 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 猪股 俊光: "並行システムモデルNeOとその解析" 情報処理学会論文誌. 31巻3号. 381-389 (1990)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Toshimitsu INOMATA: "Concurrent System Model NeO and Its Analysis" Transactions of Information Processing Society of Japan. Vol. 31, No. 3. 381-389 (1990)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 猪股 俊光: "並行システムモデルNeOとその解析" 情報処理学会論文誌. 31巻3号. 381-389 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 猪股俊光: "並行システムモデルNeOとその解析" 情報処理学会論文誌. 31,3. 381-389 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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