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新しい特性を有する酵素の遺伝子解析

研究課題

研究課題/領域番号 01560087
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 応用生物化学・栄養化学
研究機関東京大学

研究代表者

丸山 芳治  東京大学, 農学部, 教授 (60011863)

研究分担者 野澤 泰平  東京大学, 農学部, 助手 (90180736)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1989年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード生澱粉分解酵素 / プルラナ-ゼ-アミラ-ゼ酵素 / CIー依存性アミラ-ゼ / シグナルペプタイド / homologus region / α-アミラ-ゼ遺伝子 / ニトロゲナ-ゼ / モノクロ-ナル抗体
研究概要

(1)新機を有するアミラ-ゼの遺伝生化学的研究
本研究室で分離したBacillus circulans F-2はバレイショ生澱粉を分解する酵素(RSDA),cl^-依存性で飽和Naclでも活性の変わらないα-アミラ-ゼ(CDA)やアミラ-ゼとプルラナ-ゼ活性を同等に有する酵素等を生産する。RSDA:pHA300にコ-ドされているRSDA遺伝子をsnbcloningし、dideoxy法により、また、本DNA断片をplasmidに組み替え一連のdeletion mutantを作製し、kilo sequencing法によりDNA塩基配列を完全に決定した。この結果、2508bpのORFを持ち、836のアミノ酸残基からなり、N末端にはsignal sequenceとして34アミノ酸残基を持っていた。アミラ-ゼに共通な活性部位に関係している4つのhomologous regionは主にN末端側に存在していた。また他の生澱粉分解酵素、および結晶性セルロ-ス分解酵素らと共通なthrとser残基を含むregionはC末端側に存在していることが判った。CDA:本遺伝子は1164bpのORF(388アミノ酸)分子量38,005daの蛋白質で20個のsignal配列を持っていることが判った。他のアミラ-ゼとの相同性検索の結果、RSDAと同様に4ヵ所の領域が見つかった。
(2)ニトロゲナ-ゼ
ニトロゲナ-ゼComponent Iに対して特異的に結合するモノクロ-ナル抗体8株(MA1〜8)を取得し、これらの8種の抗体を内からアセチレン還元活性を選択的に阻害するMA1、水素ガス発生活性を選択的に阻害するMA2、両者をともに阻害するMA8を選択した。次に、大腸菌で様々な長さを持つnifD断片を発現させモノクロ-ナル抗体を反応させ塩基配列解析の結果、MA1はComponent IのαサブユニットのN末端に近い領域を、MA2はC末端に近い領域を、MA8はその中間の領域をそれぞれ認識していることが判明した。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 丸山芳治: "Substrate specificity of cysteine proteinese from sprouting potato tubers." Agric.Biol.Chem.53. 1159-1160 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 丸山芳治: "Amylasepullulanase enzyme produced by B circulans F-2." Biochim.Biophys.Acta.991. 388-394 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 丸山芳治: "B.Circulans F-2の多機能酵素たん白Amylase-Pullulanase遺伝子のクロ-ニング" 第62回日本生化学会大会. 61. 859 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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