研究課題/領域番号 |
01560227
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水産化学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
金澤 昭夫 鹿児島大学, 水産学部, 教授 (70041697)
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研究分担者 |
越塩 俊介 鹿児島大学, 水産学部, 助手 (60186666)
手島 新一 鹿児島大学, 水産学部, 助教授 (70041704)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1989年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | ヒラメ / カレイ / 白化個体 / ビタミンA / ドコサヘキサエン酸 / 仔稚魚 / 微粒子人工飼料 |
研究概要 |
1.ヒラメの体タンパク質必須アミノ酸に近似した数種のタンパク質源を配合した微粒子飼料は、ヒラメおよびマコガレイ仔稚魚の良好な成長を示した。 2.ヒラメの成長に対するエイコサペンタエン酸(EPA)およびドコサヘキサエン酸(DHA)の効果を比較したところ、EPAよりDHAの方が必須脂肪酸として効果が顕著であった。 3.微粒子試験飼料を用い、そのオミッションテストにより、白化個体出現に及ぼす原因物質の究明を行った。その結果、白化個体出現率は完全飼料で34.9%、脂溶性ビタミン欠飼料区54.5%、ω-3高度不飽和脂肪酸欠飼料区100%であった。 4.微粒子試験飼料を用い、白化個体出現に及ぼす脂溶性ビタミン(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK)の影響をしらべた結果、ビタミンAが関与することが証明された。 5.ヒラメおよびカレイの白化個体出現には、ω-3高度不飽和脂肪酸のEPAよりDHAが関与することが明らかにされた。 6.ヒラメの白化個体出現防止には、DHAと脂溶性ビタミンの両者が関与し、これらの栄養因子を十分含有する微粒子人工飼料により、白化を防止することが可能となった。 7.ヒラメの正常個体及び白化個体の筋肉および皮のアミノ酸組成を高速液体クロマトグラフィ-により分析した結果、筋肉のアミノ酸含量は、正常個体と白化個体では大差なく、皮では白化個体の方が低かった。また、アミノ酸比率でもほとんど大差なかった。 8.異体類の白化決定の時期は、仔魚開口後5〜10日令位と考えられる。微粒子人工飼料を5日令から投与した場合、10日令および20日令から投与したものより、白化率は低かった。
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