• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

脳移植法を用いたサ-カディアンリズム機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 01560289
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 畜産学
研究機関名古屋大学

研究代表者

海老原 史樹文  名古屋大学, 農学部, 助手 (50135331)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1989年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードサ-カディアンリズム / 視交叉上核 / マウス / GABA / ペントバルビタ-ル
研究概要

我々はマウスにおいて、γ-アミノ酪酸(GABA)系薬物投与によってサ-カディアンリズムの位相が変化する系統(SK,DBA)と、全く変化を示さない系統(C57BL etc)を見出した。本研究では、これらの系統差が、視交叉上核(SCN)の機能的差異に基づくか否かを薬物の脳内微量注入法を用いて調べ、合わせてSCNペ-スメ-カ-説を検討するためにSCN移植法が適当であるか否かを調べた。
1.SCN破壊が行動リズムに及ぼす影響
SCNの破壊によって、回転輪活動のリズムが消失する事を示した。
2.ぺントバルビタ-ルにする位相変位は行動の変化により生じるか?
GABAの作用を増強する働きのあるペントバルビタ-ルは、投与時刻に応じて行動リズムの位相を前進ないし後退させるが、この位相変位が薬物投与後の急激な活動の上昇によって生じるか否かをDBAマウスを使って検討した。その結果、薬物投与による位相変位は行動を介していないことが示された。
3.SCNあるいは外側膝状体へのペントバルビタ-ル微量注入による行動リズムへの影響
ペントバルビタ-ルをDBAマウスのSCNあるいは外側膝状体へ微量注入し、リズムの位相変化を調べた。その結果、SCNへの注入では変化が生じなかったが、外側膝状体への注入例で位相変化を示すものがみられた。以上の結果から、ペントバルビタ-ルはサ-カディアン機構に作用していると思われるが、リズムのペ-スメ-カ-に直接作用しているのではないと考えられた。従って、今後は、ペ-スメ-カ-に直接作用していると考えられるメラトニンのリズムへの影響などを含め検討することとした。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 安倍博: "CS系マウスのサ-カディアンリズムの制限給餌サイクルへの同調--視交叉破壊による影響--" 名古屋大学環研年報. XL. 305-307 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Goto M.: "Melatonin content of the pineal giand in different mouse strains" J.Pineal Res.7. 195-204 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Goto M.: "The inflaeuce of different light intensities on pineal melatonin content in the setinal degenerate C3H mouse and the normal CBA mouse" Nearosuiencl Letters.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Ebihara S.: "Peutobarbital-induced phaseshifts of circadian rhythms of locsinotor activity are not me diatied through stimuiated activity"

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Ebihara S.: "Effects of microinjection of pentobarbital nito SCN or LGN on the arcadian shython of loccmstor activity in the mouse"

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

URL: 

公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi