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ウシ黄体機能の調節機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 01560322
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 基礎獣医学
研究機関岡山大学

研究代表者

奥田 潔  岡山大学, 農学部, 助教授 (40177168)

研究期間 (年度) 1989 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1989年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードウシ / 黄体細胞 / 顆粒層細胞 / プロジェステロン / オキシトシン / ノルエピネフリン / エストラジオ-ル
研究概要

1.ウシ黄体細胞のプロジェステロン(P)とオキシトシン(OT)分泌に及ぼすエストラジオ-ル(E)とOTの影響:単離した黄体細胞をホルモン無添加のものを対照とし、E(0.1,1,10,100pg/ml)またはOT(1,10,100,1000ng/ml)を黄体形成ホルモン(1ng/ml,LH)と共に、あるいは単独で添加して2時間培養したところ、P分泌量は、すべてのE(0.1pg/ml区を除く)、OT添加区において有意に低かった(P<0.05)が、添加濃度の違いによる差は認められなかった。しかし、LHと共に添加されたE,OTは、全ての濃度区においてLH単独添加の場合と比較してP分泌を有意に促進した(P<0.05)。一方、OT分泌はLH添加の有無にかかわらずE添加によって有意に抑制された(P<0.05)。以上の結果から、E,OTともに黄体機能の調節によって直接関与していることが示唆された。
2.顆粒層細胞のP分泌によって及ぼすノルエピネフリン(NE)の影響:(1)ウシ未熟卵胞より単離した顆粒層細胞をFSH(10ng/ml),LH(10ng/ml)および無添加の3条件に0〜10^<ー4>MのNEを添加して96時間まで培養した(48時間に培養液を交換)ところ、FSHの添加によりP濃度は最も高くなった。またNE添加濃度の増加に伴ってLH添加および無添加の場合にはP濃度の増加する傾向がみられたが、FSH添加の場合は減少した。(2)未熟卵胞より単離した顆粒層細胞を48時間FSH(10ng/ml)存在下で培養した後、NEとpropranolol(β阻害剤)またはisoproterenol(β作動剤)添加して96時間まで培養したところ、NE添加によるP濃度の増加はpropranololの添加によって制御され、isoproterenolの添加によって促進された。以上の結果から、NEは性腺刺激ホルモンの作用によって増減するβアドレノレセプタ-と結合して顆粒層細胞の黄体化を促進しP分泌を増大させることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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