研究課題/領域番号 |
01560329
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基礎獣医学
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研究機関 | 酪農学園大学 |
研究代表者 |
竹花 一成 酪農学園大学, 酪農学部, 講師 (80137413)
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研究分担者 |
山本 克博 酪農学園大学, 酪農学部, 助教授 (80048123)
平賀 武夫 酪農学園大学, 酪農学部, 助教授 (30112577)
阿部 光雄 酪農学園大学, 酪農学部, 教授 (50048089)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1989年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | ミトコンドリア内小体 / ステロイド結合蛋白 / 妊娠黄体 |
研究概要 |
1.目的 ウシ妊娠黄体に電子密度の高い、Intramitochondrial body(IMB)が存在することは、SorensenとSingh(1973)、阿部と岩佐(1976)およびAbeら(1985)によりすでに報告されている。ウシ副腎皮質球状帯にも形態学的に類似の顆粒が存在し、それがタンパク様物質であることはKaiら(1978)によりすでに報告されている。しかし、IMBの生化学的性質および機能に関しては今だ不明な点が多い。 2.方法 材料は、と畜場より入手した妊娠黄体を使用した。光顕的には、ホルマリン固定後、常法に従いパラフィンに包埋、切片を作製しH-E染色およびタンパク質の検出のためのテトラゾニウム反応(TZ)を行った。また、Queto1523Mに包埋、準超薄切片を作製し、光顕と電顕との対比をも試みた。電顕的には3% glutaraldehyde,1%Osmiumの二重固定を施して、Quetol 812に包埋後、酢酸ウラン、クエン酸鉛の二重染色を行ない、免疫電顕的には抗11α-hydroxyprogesterone-hemisuccinate-BSA(Immunotech社)を用いProtein-A金コロイド法を行いJEM-100Sにて観察した。また生化学的には遠心分離法を用いて妊娠黄体のミトコンドリアの分画を得、SDS-Gelelectrophoresisにてその分子量について検討した。 3.結果 光顕的にはウシ妊娠黄体に認められるIMBは、H-E重染色によりエオジン好性で、タンパク質の検出法であるテトラゾニウム反応においては陽性を呈した。電顕的にはIMBは径0.1〜1.3μmでミトコンドリア内にみの認められた。特に大きくなった顆粒ではミトコンドリア内全体にも及ぶものもあり、その様なものではミトコンドリア特有のクリスタの形成は認められなかった。免疫電顕的には免疫活性はIMB上に認められたことによりIMBはSteroid binding proteinであると考える。また、その分子量は52,000〜54,000であることが明らかになった。
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