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卵母細胞および発生初期の胚におけるプロテインキナ-ゼC・アイソザイムの証明

研究課題

研究課題/領域番号 01570009
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 解剖学一般
研究機関三重大学

研究代表者

山村 英樹  三重大学, 医学部, 教授 (40034003)

研究分担者 高岸 芳子  三重大学, 医学部, 助手 (50024659)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1989年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード卵母細胞 / 胚 / 着床前発生 / プロテインキナ-ゼC / アイソザイム / 単クロ-ン抗体 / 免疫組織化学 / イムノブロッティング
研究概要

1.卵母細胞におけるプロテインキナ-ゼC(以下Cキナ-ゼ)・アイソザイムの証明
(1)B6C3F_1マウスの一次卵母細胞(細胞全体)および二次卵母細胞(凍結切片)に、Cキナ-ゼ・アイソザイムI型、II型およびIII型にそれぞれ特異的な単クロ-ン抗体MCー1a、MCー2aおよびMCー3aを用いて免疫蛍光光染色を施したところ、MCー2aおよびMCー3aとの反応による蛍光が観察され、MCー1aとのインキュベ-ションによって特異的な蛍光は認められなかった。すなわち、マウスの一次および二次卵母細胞には、Cキナ-ゼ・アイソザイムII型とIII型が存在することがわかった。
(2)アフリカツメガエルの二次卵母細胞のホモジェネ-トを10万×gで遠心分離して得た上清について、DEAEセルロ-スカラムクロマトグラフィ-およびSDSーPAGEを経て、上記の3種類の単クロ-ン抗体を用いてイムノブロッティングを行ったところ、いずれの抗体によっても分子量約8万の位置にバンドが出現した。このことから、アフリカツメガエルの二次卵母細胞の可溶性画分には、Cキナ-ゼ・アイソザイムI型、II型およびIII型のすべてが存在することが明らかとなった。
2.着床前のマウス胚におけるCキナ-ゼ・アイソザイムの証明
B6C3F_1マウスの1、2、4細胞期胚(凍結切片)および胚盤胞(胚全体)に、MCー1a、MCー2aおよびMCー3aを用いて免疫蛍光染色を施したところ、すべてのステ-ジの胚で、MCー2aおよびMCー3aとの反応による蛍光が割球および残存している極体の細胞質に観察され、MCー1aとのインキュベ-ションによっては特異的な蛍光は認められなかった。
本研究により、マウスでは一次卵母細胞から胚盤胞までは、Cキナ-ゼ・アイソザイムの少なくとも2種類(II型、III型)が存在することがわかった。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] YAMAMURA,H.: "Possible involvement of protein kinase C in compaction of preimplantation mouse embryos." Cell Differentiation and Development. 27,Suppl.S119 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 太田尚孝: "マウス初期発生へのプロテインキナ-ゼCの関与について" 三重医学. 34. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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