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梨状葉皮質の神経回路網の定量形態学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01570034
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 神経解剖学
研究機関東邦大学

研究代表者

岸 清  東邦大学, 医学部, 教授 (00014118)

研究分担者 角田 幸子  東邦大学, 医学部, 助手 (80057752)
村上 邦夫  東邦大学, 医学部, 助手 (60120317)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1989年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード梨状葉皮質 / 神経細胞 / モルモット / 細胞内染色法 / バイオサイチン
研究概要

モルモットの嗅球に刺激電極を設置し、ほぼ前交連のレベル梨状葉皮質の電場電位を測定して、梨状葉皮質の諸層を定めた。第2層および第3層の神経細胞内に4%ホ-スラ-ディシュペルオキシダ-ゼまたは4%バイオサイチンを注入した。潅流固定数、100μmないし80μmの厚さの凍結連続切片をDAB法またはABC法て染色して、次の神経細胞を観察、解析した。
1.梨状葉皮質第2層の錐体細胞。細胞体の平均直径は約15μm×30μmであった。尖端樹状突起は細胞体から第1層に向って、1ないし2本でる。この突起は比較的短い距離(約80μm)走り第1分技部にいたる。さらに4回まで分岐を繰り返した。1細胞当たりの尖端樹状突起の総長は約5700μmから16200μmであった。基底樹状突起は細胞体から2から4本でた。1細胞当りの総長は4800μmから7100μmであった。尖端樹状突起および基底樹状突起ともに多数の樹状突起棘をもっていた。軸策は細胞体より尾側の梨状葉皮質第3層に限局して分布した。軸策本幹が約1mm走る間に4本の軸策側枝を出した。側枝には多数の通過ボタンが存在した。
2.梨状葉皮質第3層の錐体細胞。1本の尖端樹状突起が細胞体からでた後、第2層で多数の分枝を行った。軸策は主として第3層に分布していた。
3.嗅結節の第2層の非錐体細胞。4本の樹状突起が細胞体よりでて、比較的球形の樹状突起野を形成する細胞である。軸策は第3層中を約800μm走った。
今後、デ-タ-を追加、考察して、1990年の日本神経科学学術集会および米国神経科学会に報告することを予定している。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] K.Kishi,and K.Murakami: "Analysis of Association Fiber System in guinea pig piriform cortex with Intracellular Staining Technigue" Abstracts,Society for Nenroscience, 20th Annual Meeting ,St.louis,mo.1990. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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