研究課題/領域番号 |
01570074
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経・筋肉生理学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
佐々木 和彦 岩手医科大学, 医学部・生理学第一講座, 助手 (70118248)
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研究分担者 |
高島 浩一郎 岩手医科大学, 医学部・生理学第一講座, 助手 (80146026)
松本 光比古 岩手医科大学, 医学部・生理学第一講座, 講師 (20118300)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1991年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1990年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1989年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | GTP結合蛋白 / アセチルコリン受容体 / ド-パミン受容体 / セトロニン受容体 / ヒスタミン受容体 / FMRFamide受容体 / K^+チャネル / Na^+チャネル / セロトニン受容体 / K^+チャンネル / Na^+チャンネル |
研究概要 |
1.アメフラシ神経節細胞にアセチルコリン、ヒスタミン、ド-パミン、ペプチドのFMRFamideの何れかを投与した静止膜でK^+チャネルが開いて過分極応答を発生する細胞がある。 2.これらの受容体の型はそれぞれM_2、H_2、D_2、F_2型の受容体である。 3.これらの受容体刺激による応答は、悉く百日咳毒素に感受性をもつG蛋白が活性化してK^+チャネルを開く。 4.静止膜で単に温度をあげただけでも同じG蛋白が活性化してこのK^+チャネルは開く。 5.これらの応答はG蛋白の活性化以降のphospholipase Cが活性化し、その結果細胞内Ca^<2+>が増大して発生するのではない。 6.叉、phospholipase A_2、それに続く酵素(lipoxygenase等)が活性化してその代謝産物がK^+チャネルを開くのではない。 7.細胞内cAMPの減少がK^+チャネルを開く原因でないことも確かめている。 8.目下のところ、活性化したG蛋白(G_1またはG_0)が直接K^+チャネルを開くとするモデルがあてはまる。 9.一方、ド-パミン、セロトニン、FMRFamideの何れかの投与により静止膜でゆっくりとした脱分極応答を示す細胞がある。 10.これらの受容体はそれぞれD_1、D_2、F_1型の受容体の活性化による。 11.これらの応答は電圧に依存した、しかしTTX非感受性ののNa^+チャネルが開いて発生する。 12.この型の応答は、悉くコレラ毒素に感受性を持つG蛋白が活性化して発生する。 13.この種の応答は上記G蛋白の活性化以降adenylatecyclaseが活性化した結果生ずる細胞内cAMPが主な原因ではない。 10.この応答を媒介するG蛋白はいわゆるGsではない事が示唆される。
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