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アシル-CoAオキシ-ダ-ゼの局在化を指標としたペルオキシソ-ム形成機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 01570127
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関信州大学

研究代表者

宮沢 昌子  信州大学, 医学部, 助手 (20020745)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1989年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードペルオキシソ-ム / アシル-CoAオキシ-ダ-ゼ / 移行シグナル
研究概要

本研究は、ペルオキシソ-ム蛋白の局在化に関与する細胞質陰因子と受容体の分子的実体を明らかにするために行われた。
1.我々が提唱しているラット肝アシル-CoAオキシ-ダ-ゼ(AOX)の移行シグナル-SKL配列の分子的性質について調べた。-AKL又は-SR(H)LをC末端にもつAOX変異体も移行活性を示した。これら移行活性をもつトリペプチドはC数2ケのアミノ酸の次に塩基性のアミノ酸、最後にロイシンという配列上の共通性をもつ。従ってこれらのトリペプチドは同一の細胞質因子又は受容体を認識すると思われる。
2.AOXの、C末端配列10残基(-SKLを含む)とペルオキシソ-ムのチオラ-ゼの延長ペプチド(チオラ-ゼの移行活性を有することを我々は明らかにしている)を合成しAOXの局在化への影響を調べた。前者は阻害効果を示した。合成ペプチドの濃度依存性などの解析によりペルオキシソ-ム蛋白の輸送システムが複数存在するかどうか明らかにするつもりである。
3.精製ペルオキシソ-ムをトリペプチド又はプロテイナ-ゼKで処理した。いずれの場合もAOXの移行活性は消失したので、膜表面上の蛋白が輸送に関与していることが示唆された。処理ペルオキシソ-ムの残余蛋白をCBB染色、又は膜主要蛋白(70K、26K、22K)の抗体で解析したところ、70K蛋白は分解していた。少量の膜タン白の変化については不明であるが、70K蛋白がATP結合蛋白の一員であることを考え合わせると本膜蛋白が輸送システムの一部として寄与していることが考えられる。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書

URL: 

公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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