研究課題/領域番号 |
01570348
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
小池 隆夫 千葉大学, 医学部・第二内科, 助手 (80146795)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1990年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1989年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 全身性エリテマト-デス / 抗リン脂質抗体 / 抗カルジオリピン抗体 / 抗DNA抗体 / ル-プス腎炎 / 血栓症 / 流産 / V領域遺伝子 / 血管病変 / 流・早産 / ハイブリド-マ |
研究概要 |
抗カルジオリピン抗体の特異性を明らかにするために、SLEのモデルマウスであるMRL/lpsマウスから多数のモノクロ-ナル抗カルジオリピン抗体産生株を樹立した。それらを用いて以下の点を解明した。 1)モノクロナ-ル抗カリジオリピン抗体の187クロ-ン中3クロ-ンはssDNAとdsDNAに反応し、10クロ-ンはssDNAにのみ反応し、残りの5クロ-ンはDNAとの反応性を有していなかった。 2)モノクロ-ナル抗カルジオリピン抗体にはル-プスアチュアグランド活性を有するクロ-ンが存在した。 3)モノクロ-ナル抗カルジオリピン抗体の全てのクロ-ンは蔭性荷電を有するリン脂質と交差反応を有していた。 4)モノクロ-ナル抗カルジオリピン抗体には血小板と反応するクロ-ンが存在した。 5)多くのモノクロ-ナル抗カルジオリピン抗体は抗核抗体としての活性を有していた。 6)モノクロ-ナル抗カジオリビン抗体には血管内皮細胞に反応するクロ-ンが存在し、その様なクロ-ンはヘパリンとも反応した。 7)モノクロ-ナル抗カジオリピン抗体を妊娠マウスに投与すると高頻度に流産を誘発し、そのようなマウスの胎盤には梗塞像が認められた。
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