研究課題/領域番号 |
01570350
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
高林 克日己 千葉大学, 医学部・第二内科, 助手 (90188079)
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研究分担者 |
小池 隆夫 千葉大学, 医学部第二科, 助手 (80146795)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1989年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 全身性エリテマト-デス / 自然流産 / 子宮内胎児死亡 / 抗カルジオリピン抗体 / 副腎皮質ホルモン / 胎児予後 / 胎児予后 / リン脂質 / 流産 / 膠原病 / 妊娠 |
研究概要 |
SLEを中心とした膠原病患者血清中に認められる抗カルジオリピン抗体と胎児予後の関係につき、患者血清とSLEモデルマウス由来モノクロ-ナルを用いた研究から以下の点を明らかにした。 1)fetal lossを経験したSLE患者の60%にIgGクラス抗カルジオリビン抗体を認めた。しかし生産群では19%にしか認められなかった。 2)IgMクラスの抗カルジオリピン抗体は、生産群の38%、流産群の40%にみられ、両群間に有意差はなかった。また、LAは生産群の12%、流産群の33%に認められ、流産群に高い傾向があったが、有意差はなかった。 3)BFPーSTSは生産群の14%、流産群の10%に認められ、両群間に有意差はみられなかった。以上のことから、SLE患者のfetal lossを予知する因子としては、IgGクラスの抗カルジオピン抗体の測定がもっとも有用と考えられた。 4)SLEモデルマウス由来のモノクロ-ナル抗カルドオピリン抗体を妊娠マウスに投与すると高頻度に流産を誘発し、そのようなマウスの胎盤には梗塞像が認められた。
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