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肝転移癌細胞の分泌する新しいエイコサノイド

研究課題

研究課題/領域番号 01570375
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関東北大学

研究代表者

中沢 一郎  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (90004788)

研究分担者 岩泉 正基  東北大学非水溶液研究所, 教授 (70006295)
研究期間 (年度) 1989 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1989年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード転移 / 癌細胞 / エイコサノイド
研究概要

AH100B細胞を体重80〜120gの雄呑龍ラット(本実験ではこの規格の動物を用いた)を開腹して胃,腸,膵,脾に,それぞれ移植して,転移動物実験モデルを作製した。各実験モデルでとに肝に約1粍の転移を形成した時に,ラットを屠殺して,肝転結節と原発巣の組織を,それぞれ1ケずつ少量の生食水とともに正常ラットの腹腔内に注入して,腫瘍結節の癌細胞を遊離化した。すなわち,約2〜3週後(これはAH100Bを移植された臓器によって異なる),ラットから腹水が血性とならぬ時期に採取して,それぞれ,正常ラットに再移植す。7日後,腹水が血性とならざる時期に腹水を採取し,遠沈し上清を氷冷す。これらのラットにインドメサシン,リポキシゲナ-ゼ阻害剤を加え,4時間後,腹水を採取して遠心す。前述の上清とこれらの上清とについて,セパックC18(ウオタ-ズ製)により抽出したエイコサノイド画分を山口ら^*の方法にてB_2ーDMEQを用いて蛍光ラベルし,本研究費にて購入したHPLC(LC7A型)にて分離し,フラクションコレクタ-にて分取した。その際スタンダ-ドとして,6ケトPGF_<1α>,PGF_<1α>,PGF_<2α>,PGE_1,PGE_2,PGD_2,PGA_2,TXB_2,LTB_4,LTC_4を用いた。各実験モデルで,転移癌細胞から原発巣の癌細胞に認められないエイコサノイドと考えられる画分を得たので,GCーMSを用いてその構造の検討を行った。また,併わせて,これらの未知のエイコサノイドの生理活性,特に癌転移形成との関連についても検討を行った。
^*山口ら:J.Chromatogr.,380巻,257頁,1986

報告書

(2件)
  • 1990 実績報告書
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Ichiro Nakazawa,et al.: "Some Features of the Metastatic Cancer Cells in Prostaglandin Production." Tohoku J.Exp.Med.159. 75-78 (1989)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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