• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

急速凍結置換固定法による食道過敏性亢進時の気道粘膜上皮細胞の微細形態学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01570435
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

池田 大忠  横浜市立大学, 医学部, 助手 (70106300)

研究分担者 鈴木 俊介  横浜市立大学, 医学部, 講師 (30125588)
大久保 隆男  横浜市立大学, 医学部, 教授 (40006705)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1989年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード気道過敏性 / 急速凍結置換固定法 / 気道粘膜上皮 / 微細形態学 / 動物喘息モデル / オゾン
研究概要

気道過敏性亢進時の気道粘膜の微細形態について、急速凍結置換固定法を用いて人工産物の発生を最小限に抑え、生体内で機能している状態を反映した像を得ることにより、これまで知られてきた所見を吟味し、また新たな特有の所見を見いだすことを目的として研究を行った。実験動物にはモルモットを用い、オゾン曝露によって、あるいは卵白アルブミンで経気道感作して得た喘息モデルを抗原で暴露して、気道過敏性を亢進させた。これらの群及びコントロ-ル群の気管および末梢気道を急速凍結置換固定法で処理し、それらの微細形態を群間で比較するとともに、従来の化学固定法で得られてきた所見とも比較検討した。急速凍結置換固定法で処理された試料は、凍結の良好な場所では膜構造や細胞内小器官の保存がよく、精緻な微細形態が得られたが、従来の化学固定法で得られた所見との間には明瞭な差異はなかった。オゾン曝露群では、いずれの方法でも、上皮細胞の剥離が随所にみられ上皮層は重層化していたが、上皮細胞自由表面近くのtight junctionの解離は認められなかった。剥離細胞や剥離しつつある細胞では、細胞質内に多数の空泡が認められる点、両方法に共通していた。喘息発作誘発群では、上皮細胞自由表面やその周囲の微細形態に特徴的な所見は得られなかった。上皮細胞層内及び気道腔浸潤細胞には、いずれの方法でも、また占める比率に差はあるもののいずれの群でも、好中球、好酸球、リンパ球が認められた。急速凍結置換固定法で処理された試料では、喘息発作誘発群で好酸球特異顆粒のcore部分のdensityがオゾン曝露群に比し高い傾向が認められたが、特異顆粒の微細形態に新しい所見は得られなかった。技術的な面では、気管や中枢気管支の急速凍結は、膜様部の粘膜面を液体He温度に冷却した純銅ブロックに圧着する方法を用いたとき、観察可能な凍結試料を得る上で最も効率が良かった。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Ikeda: "An ultrastructural analysis of airmay epitheliulm induced hyperresponsiveness-Stundy with rapid treezing followed by treeze-substitution"

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

URL: 

公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi