研究課題/領域番号 |
01570528
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 岡山大学 (1990-1991) 大阪大学 (1989) |
研究代表者 |
清野 佳紀 岡山大学, 医学部, 教授 (80028620)
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研究分担者 |
田中 弘之 岡山大学, 医学部附属病院, 助手 (80231413)
神崎 晋 岡山大学, 医学部附属病院, 助手 (90224873)
黒瀬 裕史 大阪大学, 医学部, 助手 (60192043)
里村 憲一 大阪大学, 医学部, 助手 (60178796)
山岡 完次 大阪大学, 医学部, 助手 (60144490)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1991年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1989年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ビタミンD / ピタミンDラクトン体 / 骨形成 / 骨粗鬆症 / ビタミンDラクトン体 |
研究概要 |
最近、23(G),25(R)ー1.25(OH)_2D_3ー26,23ーlactors(1,25ーlactone)は、1,25(OH)_2D_3とは異なるユニ-クな作用をもつことが明らかにされた。5ー6株齢の雄性ddyマウスの背部筋膜下に骨形成因子含有ペレットを移植し、1,25ーlactoreを連日腹腔内投与した。vehicleを同量連日復腔内投与した群を対照群とした。移植3週間後に誘導骨を回収した後、重量を測定し軟X線写真上で誘導骨の面積を測定した。さらに、 ^3Hープロリンこの取り込みについては、屠殺24時間前に ^3Hープロリン5μgを腹腔内投与し、移植10日後にマウスを屠殺した後、誘導組織を回収し蟻酸に溶解して放射活性を測定した。 ^<85>Srの取り込みについては、屠殺24時間前に ^<85>SR 1μciを腹腔内投与し移植3週間後にマウスを屠殺し誘導骨を回収した後、ガンマカウンタ-により取り込み量を測定した。移植3週間後の血漿Ca値は、1.25ーlactore負与により低値を示した。移植10日間の ^3Hープロリンの取り込みは、1.25ーlactone投与により有意に高値を示した。移植3週間後の誘導骨の重量及び軟X線上の面積は、用量依存的に1.25ーlactone投与により増加し、 ^<85>Crの取り込みも対照群に比べ、1.25ーlactone投与群で高値を示した。 卵巣摘除及び座骨神経切除による骨粗鬆症モデルラットを作成し、1.25ーlactone投与による影響を観察した。1.25ーlactone投与群では、大腿骨中の骨基質含有量が増加した一方、骨体積は1.25ーlactone投与ではやや減少したが、1.25(OH)_2D_3投与では著明に減少した。 従って、1.25ーlactone投与は骨体積を維投するが、1.25(OH)_2D_3投与はコンパクトナ骨を形成する。
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