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表皮ケラケノサイトおよび扁平上皮癌におけるIa抗原の発現の調節機構について

研究課題

研究課題/領域番号 01570561
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関山梨医科大学

研究代表者

玉置 邦彦  山梨医科大学, 医学部, 教授 (30010432)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1989年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード表皮細胞 / ケラチノサイト / 扁平上皮癌 / インタ-フェロン-γ / Ia抗原 / HLA-DR抗原 / HLA-DP抗原 / HLA-DQ抗原
研究概要

表皮ケラチノサイトおよび扁平上皮癌におけるIa抗原の発現に関与するサイトカインについては種々報告されている。その主なものがインタ-フェロンγ(IFN-γ)によるIa抗原の発現である。しかし、そのIFN-γによるIa抗原の発現に、他のサイトカインなどがどのように関与しているかについては、充分明らかにされてはいない。今回、我々は、表皮ケラチノサイトのIFN-γによるIa抗原の発現におよぼすTumar necrosis Factorα(IFN-γ)の影響をみると共に、扁平上皮癌については、HEp-2細胞を用いて、IFN-γによるIa抗原の発現におよぼす活性型ビタミンD、1.25(OH)_2D_3の影響について検討を加えた。IFN-αについては、マウスを用い、in vivoで検討した。IFN-γは10^5Uまでをマウス背部に3日間連続投与したあと、表皮細胞を浮遊液として採取し、抗Ia抗体を用いた螢光抗体法によって、陽性細胞を算出した。次いで、IFN-γと共にIFN-αを2500Uまで同時に皮下注し、そのときの表皮細胞のIa陽性の百分率を同様に算出した。その結果、IFN-αの単独投与では、表皮細胞にIa抗原が誘導できないにも拘らず、IFN-γと同時に投与した場合には、IFN-γによる表皮細胞へのIa抗原の発現がsynergistieに増加することが明らかとなった。皮膚切片を用いた検討により、これらの陽性細胞は主としてケラチノサイトであることが示された。一方HEp-2を用いての実験はin vitroで行なった。HEp-2細胞を24wellプレ-トにまき、IFN-γは1000IU/m までを用いた。IFN-γによって、培養3日後にはHEp-2の30%がHLA-DR陽性となった。このとき、10^<-8>Mまたは10^<-10>MのD3を添加したところ、HEp-2のDR陽性細胞は有意に増加した。そして、このD3による増加は、培養当初からD3が必要であることも明らかとなった。更に、IFN-γによるIa抗原の発現は、DR>DPでみられるが、DQではみられず、D3による増強効果も、DR、DPではみられるが、DQではみられないことも明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Tamaki: "Tumer Necrosis Factor α Enhances the Interferon-γ-induced cpassII MHC antigen expression of murine kcratinocytes"

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] K.Tamaki: "Differential enkancement of IFN-γ-induced MHC classII anttgen expression of HEp-2 cells by 1.25(OH)_2D_3"

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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