研究課題/領域番号 |
01570587
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中野 善久 京都大学, 医学部, 構師 (70115898)
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研究分担者 |
湊 小太郎 京都大学, 医学部, 助教授 (00127143)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1990年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1989年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | PACS / X線画像 / 画像圧縮 / CRT診断 |
研究概要 |
PACS(Picture Archiving and Communicating System)が現実のものになりつつある。一方最近コンピュ-ディド ラディオグラフィ(CR)の開発、フィルムデジタイザ-の高画質化、さらにDSAに代表されるイメ-ジインテンシファイアとTVカメラの進歩などによってX線画像のデジタル化も推進されつつある。本研究目的はCRやその他のX線画像のデジタル化を計ることのできるシステムとPACSを接続することによってX線画像の完全なデジタル化をはかり、X線画像情報の質と量を増加させることである。その最も大きな障害となるのは画像デ-タの膨大さである。ネットワ-クの負担を軽減し、画像保管媒体のコストを軽減し、システムを実際の診療に真に役立つものにするためには画像圧縮が必要不可欠である。PACS画像ワ-クステ-ションとフィルムデジタイザ-で入力するX線画像を用いて画像圧縮の検討を行った結果次の結論が得られた。圧縮比8:1程度にすれば僅かな差異が認められるが、臨床上ほぼ安全で、5:1程度にすれば有意な形状に差異は認められず、安全と考えられた。圧縮による劣化は精細で淡い線や平担濃度中の淡い形に現れ易く、CRTよりもフィルムで分かりやすいことが判明した。この結果をもとに今後PACSの実用化をはかる予定である。
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