研究概要 |
1)視床下部腹内核(VMH)破壊ラットではVMH破壊後の自律神経機能変化としての迷走神経遠心性線維の機能亢進状態が強いために、グルコ-スセンサ-によるインスリン分泌、アルギニンセンサ-によるインスリン、グルカゴン分泌機能はマスクされて、一見作働していない状態を呈していることを見出した(Obesity in Europe 1988)。 2)ストレプトゾトシン軽症糖尿病ラットではグルコ-スセンサ-によるインスリン分泌は正常で、アルギニンセンサ-によるインスリン分泌は亢進していることを見出した(Biomed.Res.submitted)。 3)正常ラットにおける求心性のアルギニンセンサ-を介したインスリン・グルカゴン分泌抑制作用は迷走神経遠心性線維を主とした迷走神経孤束核-迷走神経膵臓技の反射弓を形成している可能性が示唆された(Endocrinology,submitted)。 4)アルギニン以外のアミノ酸では、現在、アラニン、ロイシンに対するセンサ-が有罪する可能性を迷走神経肝臓技切断ラットにおけるインスリン・グルカゴン分泌亢進、当該アミノ酸の内脈内注入による迷走神経肝臓技の電気活動抑制の事実より、推測できる成績を見出した(Amino Aced in press,J.Aut.Nerv.Sys.Kcepted)。
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