研究課題/領域番号 |
01570657
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
須田 俊宏 東京女子医科大学, 内科2, 助教授 (30075452)
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研究分担者 |
住友 高 東京女子医科大学, 内科2, 助手
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1989年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | CRF / POMC / ACTH / CRF結合タンパク / 遺伝子発現 / 視床下部 / 下垂体 / 神経伝達物質 |
研究概要 |
〔目的〕(1)CRF、POMCの遺伝子発現の制御因子及び、(2)CRF結合蛋白(BP)のcharacterizationとその生理的意義、について検討を行った。 〔方法〕 (1)拘束ストレスラットに於ける、血中及び脳、下垂体のCRF、ACTH濃度、及びCRF、POMCのmRNAレベルの変動をNorthern blot法で解析した。 (2)ラット側脳室内に神経伝達物質を投与し、CRF、ACTH合成への影響を見るため、mRNAをNorthern blotで解析した。 (3)人血中CRF-BPをConAカラムにかけ、皿に各種糖鎖切断酵素で処理した後、SDS-PAGEで解析した。 (4)CRF-BPのCRF血中半減期への影響を調べた。 〔結果〕 (1)拘束ストレスにより、ラット視床下部CRFの分泌及びmRNAレベルの増加が見られた。 (2)アンギオテンシンIIの脳室内投与により、ACTHの早期分泌と、CRFmRNA及びPOMCmRNAレベルの増加が見られた。 (3)CRF-BPはConAカラムに吸着し、エンドグリコシタ-ゼ処理でその分子量が減少した。 (4)CRF-BPは血中CRFの半減期には全く影響を与えなかった。 〔考察〕 (1)ある種の神経伝達物質は、CRFの分泌のみならず合成も調節する。 (2)CRF-BPは糖蛋白であるが、通常のcarrier proteinとは異なる。
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