研究課題/領域番号 |
01570660
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
若林 一二 日本医科大学, 医学部, 助教授 (10096662)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1989年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | ソマトスタチン / 成長ホルモン分泌促進因子 / 成長ホルモン / オピエ-トペプチド / 脳内アミン |
研究概要 |
課題を追求する目的で3つの観察を施行した。1)成熟雌ウイスタ-系ラットの視床下部室傍核を無麻酔下で電気刺激し、反跳性GH分泌を惹起させ交感神経α_1遮断薬プラゾシンあるいはオピエ-ト受容体拮抗薬ナロキサンの効果を観察した。これらの薬剤の前処置によって反跳性GH分泌は修飾されなかった。したがって、反跳性GH分泌を仲介するGRFに分泌に交感神経α_1作動性機構やオピエ-トペプチドは関与していないことが推測された。2)成熟雌ウイスタ-系ラットの視覚床下部室傍核にガラス管を介して、ナロキサンを局所投与し、少量のGRFを持続投与時の血漿GHの動態を観察した。GRF持続投与時の血漿GHの動態はソマトスタチンによって規定される。ナロキサンはGRF持続投与時のGH分泌動態に影響を与えなかった。したがって、オピエ-トペプチドがソマトスタチン分泌を修飾する証拠は得られなかった。3)従来の研究手法を用いてソマトスタチンとGRFの相互関係あるいは各々を修飾する因子について解明することに困難が感じられた。そこでソマトスタチン、GRF、GHの遺伝子発現を指標に提案した課題に取り組むこととした。各々のペプチドに対するcDNAを入手しplasmidに挿入し、anti-sense RNA probeを作製した。RNAプロ-ブを標識物として用い当該ペプチドのmRNAをdot blotあるいはNorthern blotにより測定する系を確立した。この方法を用いて、視床下部基底部の切断術、慢性的なソマトスタチン抗血清の投与は視床下部GRFの遺伝子発現を増やし下垂体GHの遺伝子の発現を抑制する結果を得た。したがって、ソマトスタチンはGRFの遺伝子発現に抑制的に作用することが示唆された。視床下部ペプチドの遺伝子発現の微細な変化を観察には組織からmRNAを抽出し定量するよりはむしろin situ hybridizationを確立し遺伝子発現を指標に本課題を追求する予定である。
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