研究課題/領域番号 |
01570703
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大熊 恒郎 東北大学, 医学部附属病院, 講師 (50160453)
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研究分担者 |
標葉 隆三郎 東北大学, 医学部, 助手 (20192106)
平山 克 東北大学, 医学部附属病院, 講師 (20181191)
西平 哲郎 東北大学, 医学部, 講師 (50101142)
大内 憲明 東北大学, 医学部附属病院, 助手 (90203710)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1990年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1989年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | MNMS / 培養血管内皮細胞 / Furaー2 / 顆粒球活性 / Myonephropathic Metabelic Syndrome / fura-2 / 血清中毒性測定 |
研究概要 |
1)血管内皮細胞の機能障害を示す指標として、犬由来の血管内皮細胞に関するFuraー2AMの吸収とその結果産生されるFuraー2の排泄を測定した。その結果、Furaー2AMの吸収には培養dish中の細胞数、Furaー2AMの濃度、培養液量が関係し、排泄には温度及び血清の存在などが関係することがわかった。そして、一定条件下で、一定の排泄をさせることができた。すなわち、22mm径のdishに約2×10^5個の細胞を培養し、4μMのFuraー2AMを0.8ml加え、120分incubateした後、培養液のみで排泄を行うと約60%排泄した。またFBS存在下では、75%の排泄があった。 2)上記系に血管内皮細胞障害物質として、過酸化脂質である15sHPETEを加え、その濃度と排泄の関係をみた。5μg/mlという低濃度の障害物質は、排泄を抑制し90分間で30%の排泄であった。更に15sHPETEを20μg/mlに増量すると90分で約90%の排泄となった。 3)次の上記系にMNMS犬より得られた血清を加え、排泄の違いを検討した。しかし、血清による排泄の違いを見いだせなかった。 4)そこで、MNMS犬より得られた血液から顆粒球を遠心勾配法により分離し、2×10^5個の血管内皮細胞に対し、2×10^6個の顆粒球の割合で加え排泄の変化をみた。虚血前、再還流直後の顆粒球では変化がないのに対し、再還流後3時間の血液より得られた顆粒球では、有意に排泄を抑制した。 5)同時に培養液中のLDH濃度を酸素法で測定したが、違いはみられなかった。
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