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心移植後の慢性拒絶反応発生機序に関する基礎的研究 血管内皮細胞損傷との関連性について

研究課題

研究課題/領域番号 01570783
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 胸部外科学
研究機関大阪大学

研究代表者

伊藤 寿記 (1991)  大阪大学, 医学部, 助手 (20231152)

川口 章 (1989-1990)  大阪大学, 医学部, 助手 (30195052)

研究分担者 福嶌 教偉  大阪大学, 医学部附属病院, 医員
高見 宏  大阪大学, 医学部, 助手 (70236355)
中田 精三  大阪大学, 医学部, 助手 (50116068)
白倉 良太  大阪大学, 医学部, 助教授 (00116047)
伊藤 寿記  大阪大学, 医学部, 助手
研究期間 (年度) 1989 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1991年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1990年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1989年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード心臓移植 / 慢性拒絶反応 / Cyclosporine / 冠動脈 / 血管内皮細胞損傷 / 冠状動脈狭窄 / ラット
研究概要

【目的】心移植における慢性拒絶反応のメカニズムと血管内皮細胞損傷との関連性について検討することを目的とした。
【対象と方法】実験モデルにはOnoーLindsey法によるラット腹部異所性心移植モデルを用いた。(1)平成1〜2年にはドナ-にLewis、レシピエントにFisherラットを用いて、免疫抑制剤を用いない慢性拒絶反応の系を確立し、主に形態学的なグラフトの変化を観察した。(2)平成3年にはドナ-にBuffalo、レシピエントにWistarラットを用いてCyclosporine投与後の慢性拒絶反応の系を作成し、レシピエントのTおよびB細胞の動きを検討した。
【結果】1.(1)の系で、移植後8週間の時点でグラフトに中等度のリンパ球浸潤が起こり、加えてグラフト冠動脈の内膜〜中膜の肥厚を認めた。2.(2)の系で、慢性拒絶反応が起こった群と、生着群との間でドナ-抗原に対するレシピエントのT細胞の動きはMLR、CML、fTc(cytotoxic T cellのprecursorの頻度)の3点から有意な差は認められなかった。また、FACS analysisにより両群ともレシピエント血清中にドナ-に対する抗体が認められた。
【結語】以上より(2)の系で認められたドナ-抗原に対する抗体がグラフトに沈着することで、レシピエントのT細胞の動きをin vivoで抑制するすなわち慢性拒絶反応に関与する可能性が示唆された。今後(1)の系でのTおよびB細胞の動きを、(2)の系でのグラフトの形態学的変化を検討していく方針である。

報告書

(4件)
  • 1991 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書
  • 1989 実績報告書

URL: 

公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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