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シュワン細胞移植による人工神経の基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 01570833
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関金沢大学

研究代表者

本多 敬宣  金沢大学, 医学部, 助手 (30165609)

研究分担者 池田 和夫  金沢大学, 医学部附属病院, 医員
橋本 二美男  金沢大学, 医学部, 助手 (80208462)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1989年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードシュワン細胞 / 基底膜 / 末梢神経 / 再生 / 培養
研究概要

ラットから採取した座骨神経からシュワン細胞培養を行った。培養に、シャ-レ、ピペット、DMEM培養液、牛胎児血清、ペプシンを使用した。シュワン細胞の培養には、神経成長因子やラミニンなどの各種因子を添加した。こうして培養したシュワン細胞を、コラ-ゲンに包埋し、人工神経チュ-ブを作製した。この人工神経を、ラットの座骨神経切断間に移植を行った。シュワン細胞の動態をHE染色、S100蛋白染色を行った。培養シュワン細胞は、人工神経のチュ-ブの中で、縦軸に平行に並んで、配列していた。電気診断学的には、神経の回復の早さについて検討した。これは、凍結した移植神経と生きたシュワン細胞入りの移植神経とで比較した。この結果は、生きたシュワン細胞入りの移植片がより速く神経が回復するものであった。したがって神経再生には、生きたシュワン細胞が非常に大切であることがわかった。我々の作成する人工神経チュ-ブに、シュワン細胞が生きたまま入っていることに意味がある。これらのシュワン細胞は、再生してくる軸索を待ちうけるかのように、縦軸に平行に並んでいる。また、最近の知見では、このシュワン細胞には基底膜が存在することが、明らかとなった。基底膜成分は、コラ-ゲン、ラミニン等で、神経再生を促進することは既知の事実である。したがって、培養シュワン細胞入りの人工神経チュ-ブの有用性の裏づけの一つと考えられる。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Kazuo Ikeda: "Isolated Schwann cells can synthesize the Basement membrane" J.Electron Microscopy. 38. 230-234 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 橋本二美男: "末梢神経再生におけるシュワン細胞の役割について" 日本の外科学会誌. 6. 6-10 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 池田和夫: "シュワン細胞の基底膜形成因子について" 第33回日本の外科学会シンポジウム. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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