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Rat腎の組織発生の研究-鶏卵絨毛尿膜培養モデルにて

研究課題

研究課題/領域番号 01570876
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関北海道大学

研究代表者

後藤 敏明  北海道大学, 医学部附属病院, 講師 (50153763)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1989年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード腎組織発生 / 絨毛尿膜培養 / 腎形成異常
研究概要

先ずラット胎仔より胎生10日目の腎を採取すべく試みたが、あまりに未分化なため胎生17日の腎を採取して検討した。しかし、この間種々文献的に検索したところマウス腎の発生・分化の論文があり、コントロ-ルとして使えることが判明したので以降マウス腎に切替えて研究を行なうことにした。
マウス胎仔より胎生13日、14日、15日、17日目の腎を採取し(microdissection法)組織学的に検討した。13〜14日目の腎は初期腎胞形成期、初期尿細管分化期であり、分岐した尿管芽膨大部の周辺に未分化な造後腎細胞の集団が見られる他、腎胞・コンマ形尿細管・原始的S尿細管が観察された。15日目の腎も基本的に同じ段階に止まっていた。17日目を過ぎると糸球体の形成が髄質側に認められるが、皮質表面側では活発な分化途上にある。
次いでインキュベ-ション8〜10日目の有精卵の絨毛尿膜(CAM)上に13〜14日目相当のマウス胎仔腎を移植、4〜6日間培養を試みた。移植4日後の腎では組織学的に明らかな分化は認められなかったが、移植6日目の腎ではS尿細管までの分化が観察された。しかし、糸球体は未だ認められなかった。
現在、採取した胎仔腎をin vitroで1〜2日間培養後、鶏卵CAM上に移植する実験を開始した。このin vitro培養液中に細胞外基質のglycosylation阻害薬であるtunicmycinはteratogenとして加えた後、CAM上に移植し腎形成異常の発生は観察する予定である。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 後藤敏明,小柳知彦: "鶏卵絨毛尿膜培養モデルにおけるマウス腎組織発生の研究" 日本泌尿器科学会雑誌.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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