研究課題/領域番号 |
01570921
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
麻生 武志 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (60093176)
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研究分担者 |
鎌田 周作 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (80169606)
久保田 俊郎 東京医科歯科大学, 医学部, 講師 (50126223)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1991年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1990年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1989年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 生殖 / 卵巣 / 顆粒膜細胞 / 子宮内膜 / 脱落膜細胞 / 細胞培養 / 成長因子 / 細胞内情報伝達系 / 莢膜細胞 / 細胞培殖 / 細胞倍殖 |
研究概要 |
生体の体液平衡を維持し、全身臓器の機能を調和のとれた状態に保つために多臓器間のfeedback機構が作動しているが、さらに臓器内・細胞間の情報伝達の重要性にも注目しなければならない。本研究は生殖機能に関連した臓器である、下垂体・卵巣・子宮内膜、さらに妊娠子宮脱落膜を構成する細胞間相互の機能調節と、各種機能促進・抑制因子の作用機序を解明する目的で行われた。 1.下垂体・卵巣細胞の機能的相互調節に関する研究:下垂体前葉細胞におけるparacrine因子としてのangiotensinの役割と、その卵巣機能への作用の検討。 2.卵巣細胞の機能調節に関する研究:卵巣顆粒膜細胞のsteroidogenesisに対するbromocriptineの直接作用の検討。顆粒膜細胞の増殖・分化に対するinsulinーlike grwoth factorの作用の分析。顆粒膜細胞におけるendothelinの作用の検討。ヒト卵胞液中のinsulinーlike grwoth factorレベルの検討。 3.子宮内膜の機能調節因子に関する研究:Danazolのヒト培養子宮内膜間質細胞の機能形態への影響の検討。 4.妊娠環境における細胞機能調節因子に関する研究:Insulinーlike grwoth factorsの妊娠中・分娩時の血中動態と、ヒト脱落膜・羊水系prolactin分泌への影響の分析。妊娠中・分娩時の母体血中および臍帯血中endothelinー1濃度の検討。 上記研究のための実験方法として各種細胞の培養系を確立し、必要に応じてcollagen膜を用いた片面、または両面培養法を導入した。機能促進・抑制因子の作用の評価には、細胞の分化・増殖と微細機能形態的変化、生物活性物質の産生量を検討し、作用機序の解明に要する細胞膜受容体と細胞内情報伝達系について分析を行った。
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