研究課題/領域番号 |
01570974
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
渡邉 郁緒 (渡邊 郁緒) 浜松医科大学, 医学部, 教授 (50107827)
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研究分担者 |
兼子 周一 浜松医科大学, 医学部, 助手 (50224598)
川村 洋行 浜松医科大学, 医学部, 助手 (80195156)
中島 徹 浜松医科大学, 医学部, 助手 (20172314)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1990年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1989年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 悪性緑内障 / 眼の生体計測 / 前房深度 / 眼圧 / Prostaglandin E_2 / Pilocarpine / 治療法 / 脈絡膜循環 / 生体計測 / Prostaglandine E_2 / 眼軸長 / 毛様体ブロック緑内障 / 虹彩毛様体血流量 / 網膜中心静脈閉塞症 |
研究概要 |
1.臨床例の分析: (1)特発性悪性緑内障2症例(ただしレ-ザ-虹彩切開術後)と悪性緑内障様症状を示した網膜中心静脈閉塞症3症例、原田病3症例、uveal effusion2症例、多発性後極部網膜色素上皮症1症例、内頚動脈・海綿静脈洞瘻1症例、網膜剥離術後例8症例についての臨床所見の分析と生体計測値を検討した。眼外因子が主原因である網膜剥離術後、内頚動脈海綿静脈洞瘻の症例以外では眼軸長は短かった。 (2)わが国の過去の同様の報告例を集計し、患者年齢・治療効果の分析を行った。縮瞳剤の効果は多くの例で認められなかったが、虹彩切除(レ-ザ-虹彩切開)の効果に関しては一定の結果が得られなかった。 (3)Pilocarpine点眼後の前房深度を測定した。2%溶液の点眼で前房深度はほとんどの例で減少した。 2.動物実験: (1)Prostaglandin E_2結膜下投与後家兎眼では、毛様体・虹彩の著明な血流増加に伴い毛様体突起は腫脹肥大し、眼圧の上昇と、高濃度投与群では前房深度の減少を認めた。 (2)硝子体中に浸透圧の異なる液体及び生物学的なsilicone oilを注入しその容積を強制的に変化させても、上記の変化が増悪されることはなかった。 (3)上記の条件下で、pilocarpineの影響を検討したが、増悪因子とはならなかった。 3.自験例及び文献例の分析・治療効果の判定、及び動物実験結果から、人での悪性緑内障の発生機序に関与する諸因子の推定作用機序とそれらに対する治療方法を模式図的に示した。
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