研究課題/領域番号 |
01571032
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
岩渕 良志喜 日本歯科大学, 新潟歯学部, 助教授 (80095067)
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研究分担者 |
川名 千尋 日本歯科大学, 新潟歯学部, 助手 (40167789)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1991
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研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1991年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1990年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1989年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 唾液腺 / ラット / 漿液性細胞 / 粘液性細胞 / 唾液 / 糖蛋白分子種 / 唾液分泌刺激薬 |
研究概要 |
ラットの三大唾液腺の漿液性および粘液性細胞における生化学的および薬理学的特性について、microdissecion法で採取した分泌性分節細胞と各種の薬物刺激により分泌した唾液に含有する中性と酸性の糖蛋白分子種を比較観察する方法を用いて研究した。結果:1.分泌性分節細胞の糖蛋白泳動像;(1)顎下腺では、腺房細胞は、130KDaの糖蛋白(顎下腺ムチン)を、顆粒管細胞は、31KDaの糖蛋白(カリクレイン)が大部分であった。これらの糖蛋白は、いずれもalcian blue(A.B.)で染色されず、PASで染色された。(2)耳下腺腺房細胞は、PASで染色され、A.B.で染色されない94、51、43および31KDaの糖蛋白を含んだ。(3)舌下腺腺房細胞は、PASとA.B.で染色される舌下腺ムチンと、A.B.で染色されず、PASで染色される6ー7種の糖蛋白を含んだ。2.刺激分泌唾液の糖蛋白泳動像;(1)顎下腺では、腺房の糖蛋白は、isoproterenol、dobutamine、bethanechol、substance P、SP Cーterminal hexapeptide analogs、physalamineでの刺激分泌唾液で、顆粒管の糖蛋白は、methoxamine、phenylephrineでの刺激分泌唾液で観察された。(2)耳下腺腺房の糖蛋白は、isoproterenol、dobutamine、methoxamine、phenylephrine、substance Pでの刺激分泌唾液で観察された。(3)舌下腺腺房の糖蛋白は、pilocarpine、carbachol、bethanecholおよびsubstance Pでの刺激分泌唾液で観察された。本成績より、ラットの三大唾液腺の分泌性細胞は、それぞれに特徴的な中性または酸性の糖蛋白分子種を含み、分泌に関与する受容体の主なサブタイプは、顎下腺の腺房細胞がムスカリン性M_3、アドレナリン性β_1、NK_1、顆粒管の漿液性細胞が、アドレナリン性α_1、耳下腺の漿液性細胞がムスカリン性M_3、アドレナリン性のα_1およびβ_1、NK_1、舌下腺の粘液性と漿液性細胞がムスカリン性M_3およびNK_1であることが明らかとなった。
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