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歯科用タ-ビンハンドピ-スの滅菌操作に伴う特性変化

研究課題

研究課題/領域番号 01571039
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関東北大学

研究代表者

玉澤 かほる  東北大学, 歯学部附属病院, 講師 (00124602)

研究期間 (年度) 1989 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1989年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード歯科用タ-ビンハンドピ-ス / オ-トクレ-ブ滅菌 / パワ-スペクトラム
研究概要

オ-トクレ-ブ滅菌が可能として市販されている8種7社のエアタ-ビンハンドピ-ス(THP)を滅菌処理(オ-トクレ-ブ滅菌、121°C,15分間)した場合の回転音を磁気録音してスペクトラムアナライザ-(POTRTABLE DUALCHANNEL FFT ANALYZER CF-360:小野測器)にて構成周波数毎のパワ-スペクトラムを求めた。演算は単純平均によって76回行い、信号解析周波数分解能は0.05KHZ,入力最大周波数は20KHZとし、得られたパワ-スペクトラムをX-Yレコ-ダ-に出力した。尚、測定時期は滅菌前と滅菌100回後としメ-カ-が指定する空気圧にて測定した。
その結果、滅菌前では回転数に依存する周波数成分(M.P.F.)は5.3KHZ-7.9KHZの範囲に分布していた。回転数に依存しない局大値は1種が2.0KHZ付近に、3種が2.4KHZ付近に、4種が3.0KHZ付近に分布していた。入力最大周波に分布する各極大値の強度の総和(A)を求めると最小が0.28V、最大が1.06Vであった。またこのAに対するM.P.F.の強度の百分率を求めると、58%から97%に分布していた。滅菌100回後ではM.P.F.の周波数成分は滅菌前のそれと比較すると、変化なしが2種、低下したものが4種、上昇したものが2種であった。またAの値は滅菌前に比べ小さくなる傾向が見られた。回転数に依存しない極大値は、2種においては滅菌前には見られなかった周波数域にも出現し、Aに対するM.P.F.の強度の百分率も減少していた。
今後の研究課題は、回転機器の各部品の持つ固有振動と回転測度との共振状態を周波数分析のみならず、回転次数で規格化した次数比分析とについても検討することである。また回転数に対応しない周波数域の極大値の出現の原因を追求するために、THP内部構造を調べ、部品の表面の性状をSEMにても観察していく予定である。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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