| 研究課題/領域番号 |
01571084
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| 研究種目 |
一般研究(C)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 研究分野 |
外科・放射線系歯学
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| 研究機関 | 北海道大学 |
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研究代表者 |
福島 和昭 北海道大学, 歯科部附属病院, 教授 (00002361)
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| 研究分担者 |
亀倉 更人 北海道大学, 歯学部附属病院, 助手 (80214550)
藤沢 俊明 北海道大学, 歯学部附属病院, 講師 (30190028)
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| 研究期間 (年度) |
1989 – 1991
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| 研究課題ステータス |
完了 (1991年度)
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| 配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1991年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1990年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1989年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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| キーワード | 歯科小手術 / バゾプレシン / 心房性ナトリウム利尿ペプチド / 血漿レニン活性 / アルドステロン / 高血圧症患者 / 精神鎮静法 / 心房性ナトリウム利尿ホルモン / バゾプレッシン / R・A-A系ホルモン / ストレス |
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| 研究概要 |
歯科小手術の生体に及ぼす影響を体液調節系ホルモンの面から明らかにし、さらに、正常血圧患者と高血圧症患者における、術中の本ホルモンの分秘動態の相違を明らかにすることを目的に、歯科小手術施行予定の正常血圧患者および高血圧症患者を対象に検討し、以下の結論を得た。
1.正常血圧患者では、バゾプレシンで、局麻後、手術操作時、手術終了時、手術終了30分後に、ストレスによると思われる約70〜94%の有意な上昇が認められた。一方、HANP、PRA、アルドステロンに変化は認められなかった。2.HANPの術前値をみると、正常血圧患者では9例中全例が正常値であったが、高血圧症患者では18例中6例が正常値を越えていた。また、PRAの術前値を見ると、正常血圧患者では9例中8例が正常値であったが、高血圧症患者では、18例中4例が正常値を越えており、7例が正常値を下回っていた。3.高血圧症患者では、正常血圧患者にて観察された歯科小手術時のバゾプレシンの上昇が認められず、したがて、ストレスに対するバゾプレシン分秘が低下している可能性が示唆された。4.高血圧症患者では、HANPで、手術操作時に約10%の有意な上昇が認められ、また、収縮期圧で、局所麻酔後、手術操作時に約9〜12%の有意な上昇が認められた。これらHANPおよび収縮期圧の上昇は、フルニトラゼパムを用いた静脈内鎮静法にて抑制されることが明らかになった。したがって、このHANPの上昇にはストレスや血圧の変動が関与している可能性が高いと思われた。5.PRAが局所麻酔前安静時にすでに正常値を越えていた高血圧症患者5例中、4例は静脈内鎮静法施行により術中PRAが低下した。したがって、静脈内鎮静法は、高レニン型本態性高血圧症患者の歯科小手術に際し、PRAの上昇、さらにはそれに起因する血圧上昇の抑制に有効と思われた。
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