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歯科診療室における高周波騒音の研究

研究課題

研究課題/領域番号 01571129
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究機関日本大学

研究代表者

那須 郁夫  日本大学, 松戸歯学部, 講師 (80112952)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
キーワード高周波騒音 / 歯科用タ-ビン / 歯科診療室
研究概要

1.歯科診療の現場での環境はかなり改善されてきているが、エア-タ-ビンエンジンやバキュ-ムシステムから発生する騒音は、いぜん未解決な点が多かった。本研究はそれらの問題の検討を試みようとしたものである。
2.これまでの本研究者の研究により、エア-タ-ビンによる騒音には、可聴周波数を越えた20000Hz以上の周波数成分が相当含まれていることが予測されていたが、教室所有の機器では計測できずにいた。
3.本補助金により、40,000Hzまで計測可能なマイクロホンと、100,000Hzまで分析可能なFFTアナライザ-により、タ-ビン用ハンドピ-ス等から発生する高周波騒音について周波数分析した。
4.その結果、エア-タ-ビンから発生する騒音は、回転の中心周波数である4000〜8000Hzをピ-クとする騒音が発生しており、その高域は、かなりの音圧レベルで可聴域を越えたところまで達していた。(今回使用した40000Hzを越えている場合もあった。)
5.バキュ-ム口からの騒音は、音圧レベルは、比較的高いものの周波数分析では超音波領域はさほど問題にしなくても良いことが解った。
6.超音波洗浄器による騒音も、可聴域のレベルは高いが、超音波レベルでは、騒音レベルは低かった。
7.本研究は、科研費の補助により、永年の不明な点が解明されつつあるが、交付が11月過ぎであったため、当初の研究計画は、約半年程遅れている。即ち、実際の歯科診療室における実態調査及び歯科医師の聴力測定等は現在研究継続中である。成果がまとまり次第学会誌等で報告したい。
8.なお、支出の「その他」のうちコンピュ-タプログラムは、FFT装置とパソコン間のデ-タ転送用に開発を依頼した。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 那須郁夫: "歯科診療室における高周波騒音について" 口腔衛生学会雑誌. 40. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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