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アプリシアトキシンとその類縁体の合成化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 01571170
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 化学系薬学
研究機関名城大学

研究代表者

岡田 邦輔  名城大学, 薬学部, 助教授 (90023465)

研究分担者 谷野 秀雄  名城大学, 薬学部, 講師 (80155217)
研究期間 (年度) 1989 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1989年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード発がんプロモ-タ- / アプリシアトキシン / 海産天然物 / 海産毒 / 全合成 / マクロラクトン
研究概要

本研究は、TPA,テレオシジン類とならんで強力な発がんプロモ-タ-作用を有する海洋然物アプリシアトキシンの全合成ル-トを確立することを第一の目標として行われたものである。
1.合成計画
アプリシアトキシンの有するビスラクトン環形成を合成上の最終段階の反応とした場合、2種の中間体(セコ酸)を考えることができる。我々は、C_9ーC_<27>間のラクトン環を開いたセコ酸を最終中間体とする合成法を検討した。種々のモデル実験の結果、セコ酸合成法を開発した。
2.構成成分である各種鎖状化合物の立体選択的合成
上記合成計画のもとに、2種の鎖状化合物[末端にフェノ-ル環を含むC14鎖、アセチレンを含むC6鎖]を立体選択的に合成した。C14鎖状化合物は、2個の不斉炭素を含むC6鎖と5個の不斉炭素を持つC8鎖とに分け、それぞれ(-)ー酒石酸、(+)ー酒石酸をキラルプ-ルとする不斉誘起反応により合成したのち、両者を結合させることによりその合成を完了した。また、C6アセチレン鎖はスレオニンを原料として合成した。
3.アプリシアトキシンの全合成法の確立
(1)先に合成した各構成素子を順次結合させ、C_1ー_<29>間にエステル結合を含む目的とするセコ酸の合成法を確立した。
(2)セコ酸について、ラクトン化に必要とされるC_9(SEM基),C_<11>(MPM基)位の保護基の除去法とその実験条件を確立した。
(3)C_<27>位カルボン酸基の活性化のためtーブチルチオエステル体を合成した。
(4)AgOTFA,AgoTf,Hg(OTFA)2を触媒とするラクトン化を試みた。今のところラクトン環形成は、確認されていない。
(5)本研究は今後も継続する予定である。

報告書

(3件)
  • 1990 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Kunisuke Okada,: "SYNTHETIC STUDIES ON APLYSIATOXIN. INTRAMOLECULAR ESTER FORMATION FROM 3ーACETOXYFURAN DERIVATIVE VIA OXIDATIVE RING OPENING REACTION" Heterocycles. 32. (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kunisuke Okada: "Synthetic Studies on Aplysiatoxin. Intramolecular Ester Formation from 3-Acetoxyfuran Derivative Via Oxidative Ring Opening Reaction." Heterocycles. 32. No. 3 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kunisuke Okada,: "SYNTHETIC STUDIES ON APLYSIATOXIN.INTRAMOLECULAR ESTER FORMATION FROM 3ーACETOXYFURAN DERIVATIVE VIA OXIDATIVE RING OPENING REACTION" Heterocycles. 32. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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