研究課題/領域番号 |
01571231
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物系薬学
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研究機関 | 国立予防衛生研究所 |
研究代表者 |
西島 正弘 国立予防衛生研究所, 化学部, 室長 (60072956)
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研究分担者 |
赤松 穣 国立予防衛生研究所, 化学部, 部長 (00072900)
天野 富美夫 国立予防衛生研究所, 化学部, 主任研究官 (90142132)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1990年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1989年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | マクロファ-ジ / リポポリサッカリド / 受容体 / 変異株 / リピドA / シグナル伝達 |
研究概要 |
1.LPSリセプタ-欠損変異株の分離とその解析 (1)J774.1細胞よりLPS耐性株を15株分離した。これらのうち、LRー9.1株はLPS結合能に異常が認められた。また、LRー9.1株はLPSにより活性化されず、ザイモザン、TPAにより活性化された。 (2)親株とLRー9.1株の解析からJ774.1細胞のLPS結合部位に関し、以下の結果を得た。 (i)J774.1細胞には高親和性と低親和性の2種類のLPS結合部位が存在した。 (ii)LRー9.1株は高親和性LPS結合能を欠損していた。 (iii)高親和性LPS結合はリピドA,IV_A,Xにより阻害された。 (iv) ^<125>Iー標識光親和性架橋剤LPSを用いた実験により、J774.細胞に2種類のLPS結合タンパク質、55kDaおよび65kDaを同定した。 2.LPSリセプタ-の可溶化と精製 (1)LPSレセプタ-精製への試みの第一段階として、J774.1細胞より膜分画を調製し、それを用いて^<125>IーLPS結合を測定する系を確立した。その結果、この結合にはMg^<2+>が必須であることが明かとなった。 (2)in vitro系においても、J774.1細胞には高親和性および低親和性の2種類のLPS結合部位が存在し、一方、LRー9株は高親和性のLPS結合部位を欠損することを明らかにした。 (3)J774.1細胞の膜画分を種々の界面活性化剤で処理した結果、LPS結合活性は0.5%SDSでほぼ100%可溶化された。SDS可溶化蛋白質をゲル濾過カラムにかけた結果、分子量45ー65KDaのところにLRー9株には見られないMg^<2+>依存性のLPS結合活性が検出された。この活性画分を集め、LPSーセファロ-ス4Bアフィニティカラムで更に精製を行った。最終標品をSDSーPAGEで分析した結果、分子量55KDa及び65KDaの2種類の蛋白質が主要成分として検出された。
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