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総合医療デ-タベ-スを用いた薬効の長期時系列解析

研究課題

研究課題/領域番号 01571235
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 医学一般
研究機関高知医科大学

研究代表者

北添 康弘  高知医科大学, 医学部附属医学情報センター, 教授 (90112010)

研究分担者 奥原 義保  高知医科大学, 医学部附属医学情報センター, 助手 (40233473)
栗原 幸男  高知医科大学, 医学部附属医学情報センター, 講師 (00215071)
山本 皓二 (山本 晧二)  高知医科大学, 医学部附属医学情報センター, 助教授 (00112269)
古谷 博史  高知医科大学, 医学部付属医学情報センター, 助教授 (80145151)
研究期間 (年度) 1989 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1991年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1990年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1989年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード医療デ-タベ-ス / 肝疾患の長期時系列解析 / 薬効の評価 / 医療デ-タ-ベ-ス / 薬効評価 / 高脂血症
研究概要

高知医科大学総合医療情報システム(IMIS:Integrated Medical Information System)には、昭和56年本学附属病院の開院以来、各種の病歴デ-タが系統的に蓄積されている。これを教育・研究に役立てることは、その後の国立大学を中心とした総合医療情報システムの急速な発展に新たな価値を付けるためにも非常に重要である。研究面では、慢性疾患を中心により深い研究を行った。特にビ-ルス性肝臓病については、開院以来10年間のデ-タを基に慢性肝炎から肝硬変に至る病状の変化を表わす特性曲線を作成した。デ-タベ-スには慢性肝炎の初期の患者から肝硬変の末期の患者まで多種多様な症例があるために、これらを統計処理の新しい方法論により、特定の検査マ-カ-(コリエンステラ-ゼ)に注目し、時間の関数として連続した一つのスム-スな曲線(特性曲線)を得ることができた。この方法は非常に汎用性があり、他の多くの疾患の解析に応用できる。一例として、貧血患者におけるヘモグロビン値のfollow up(薬効により低い値から正常値に戻るまでの)用の特性曲線も極めて容易に得られることが明らかになった。肝疾患については、更に研究を続け、コリエンステラ-ゼとGPTの検査値の間に非常に強い相関性があることが明らかになった。すなわち、GPTの値を薬効により100以下に制御できるならば、コリエンステラ-ゼの値は減少しない。日本ではGPTの値を下げることで肝臓薬として認可されているが、米国ではビ-ルス性肝炎に対しては原因治療に役立たないとして一般に薬は使用されていない。しかし、GPT値を完全に薬で100以下に制御でき得るならば、10〜20年の延命効果が期待でき、慢性肝炎の場合十分意味がある。
平成3年度には上記解析方法を応用し、高脂血症治療剤の薬効評価と脳血管障害剤の安全性評価について、系統的な解析を行ない、新しい知見を得た。

報告書

(4件)
  • 1991 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Yasuhiro Kitazoe et al: "Medical Reserch and Hospital Information System" Medical & Biological Engineering & Computing. 29. 609 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 西岡 豊,北添 康弘ほか: "総合医療情報システムに蓄積された医療情報の利用ー臨床デ-タを用いた脳血管障害改善剤の安全評価ー" 病院管理. 28. 313 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yasuhiro Kitazoe, Koji Yamamoto et al.: "Medical Research and Hospital Information System" Medical & Biological Engineering & Computing. 29 Sup. part 1. 609 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yutaka Nishioka, Yasuhiro Kitazoe et al.: "Application of Medical Information Stored in Integrated Medical Information System -Safety assessment of cerebrovascular lesion ameliorators using clinical data -" Byoin Kanri. 28. 313 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yasuhiro Kitazoe et al: "Medical Reserch and Hospital Information System" Medical & Biological Engineering & Computing. 29. 609 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 西岡 豊,北添 康弘 ほか: "総合医療情報システムに蓄積された医療情報の利用ー臨床デ-タを用いた脳血管障害改善剤の安全評価ー" 病院管理. 28. 313 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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