• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

病院システムのための現業務の動態把握法ー時間調査方法とその解析システムの開発ー

研究課題

研究課題/領域番号 01571263
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 病院管理学
研究機関広島大学

研究代表者

坪田 信孝  広島大学, 医学部, 助教授 (10136038)

研究分担者 梯 正之  広島大学, 医学部, 助手 (80177344)
瀬尾 明彦  広島大学, 医学部, 助手 (80206606)
水流 聡子  広島大学, 医学部, 助手 (80177328)
吉永 文隆  広島大学, 医学部, 教授 (30093834)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1989年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード時間調査 / 方法論 / パッセ-ジレコ-ダ- / 通過時刻 / 病院業務 / 評価 / 待ち時間
研究概要

より複雑な構造へと変化している病院業務を評価するためには多数の要素を時系列のなかで捉える必要がある。この視点から正確かつ最小限の人的負担で時間調査を実施するためにPassage Recorder(通過時刻記録装置)を開発した。この研究では、より実用的な装置を50台製作し、これを用いて某病院(1日外来患者300〜600人程度)で3日間(10月31日[月]〜11月2日[水]の連続調査を実施した。得られたデ-タを検討した結果以下の成績を得た。
1.開発した装置は複数日にわたって安定に動作し初期の目的を達成できた。ただし、調査カ-ドの操作忘れやごくまれにカ-ド操作不良による誤デ-タの発生が見られ、カ-ド操作法の事前説明および簡単な練習が必要と判断された。
2.デ-タを患者番号ついで通過時刻で降順に並べた表(以下原表)から、各診療料・事務部門・検査部門・病棟別の表を抽出し、この表から各部門の周辺での患者動態をSF(State Flow)図に表現でき、患者動態を詳細に観察することが可能であった。
3.原表から複数の観測場所をAND,ORまたはNOTで結合して患者を抽出し、さらに同様の条件間もANDまたはORで結合する多重の抽出法によってSF図上の各ル-トの通過人数つまりそのル-トの重みが得られた。
4.各種の待ち時間・所用時間を求めるには単に2観測場所の通過時刻の差をもとめるだけでなく、特定の観測場所とその直前あるいは直後に通過した不特定な場所との差など通過場所の前後関係によって条件付けして時刻の差を定義する必要があった。
5.以上2〜4の処理が可能なソフトウェアを準備することによって、解析に必要な時刻・時間変量を効率よく定義でき、散布図・ヒストグラムなどの基本的な解析に供することができた。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 坪田信孝: "Time and Motion Study of Outpatients Using a Passage Recorder,and Date Analysis" Bulletin of The Biometric Society of Japan. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 坪田信孝: "某病院外来における患者動態" 広島医学. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

URL: 

公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi