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白血球リンゴ酸酵素活性の研究(新しい甲状腺機能検査法)

研究課題

研究課題/領域番号 01571272
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 病態検査学
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

池田 斉  埼玉医科大学, 医学部, 助教授 (00107616)

研究分担者 遠山 博  埼玉医科大学, 医学部, 教授 (00008278)
人見 祐子  埼玉医科大学, 医学部, 助手 (80181105)
池淵 研二  埼玉医科大学, 医学部, 講師 (20175194)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1989年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードリンゴ酸酵素 / 甲状腺ホルモン / 低T_3症候群 / 低T_4症候群 / 甲状腺ホルモン不応症
研究概要

1.臨床的研究
1)低T3、低T4症候群の白血球リンゴ酸酵素活性(以下ME活性):当院の入院患者中、主に手術後の同症候群患者について検討した。正常者との間に統計的に有意の差は認められなかったが、約半数はME活性が正常上限又は高値であり、術後の低T3症候群患者の一部は甲状腺機能低下症に似た病態を有する事が示唆された。
2)甲状腺ホルモン不応症のME活性:本疾患は稀なため、当初の予想より症例数は少なかったが、その中ではME活性の高いものが多く認められた。しかし、病型(全身型、下垂体限局型)によって、ME活性に明らかな差は認められなかった。
2.基礎的研究
1)in vivo実験:ラットにT3(50ug/100gBW)を1週間投与して白血球と肝のME活性を測定した。肝のME活性は約2倍に増加したが、白血球では有意の変化が認められなかった。この結果は、以前のT4投与実験の成績と矛盾した。試料として用いた白血球分画の問題、血小板の混在の問題等今後解決すべき問題が残された。
2)in vitro実験:正常白血球及び細胞株(HL60)の培養系の実験では、T3添加によるME活性に対する効果が明らかでなかった。培養条件の僅かな差によって個々の実験結果に差が生じた事がその一因であった。
以上、平成元年度の研究の結果概略を述べたが、当初の目的を十分に達し得なかった事は残念である。今後は、研究計画を再吟味し、この新しい検査法が臨床的に真に有用である事を実証すべく更に努力する予定である。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書

URL: 

公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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