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集団別にみる痛み表現用語に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 01571279
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 看護学
研究機関北里大学

研究代表者

岡崎 寿美子  北里大学, 看護学部, 助教授 (30185417)

研究分担者 堀 良子  北里大学, 看護学部, 助手 (70199529)
研究期間 (年度) 1989 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1991年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1989年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード痛み表現語 / 痛み強度値 / 痛みアセスメント / 痛みの看護 / 痛み表現語彙 / 痛み / 痛み表現用語 / 11段階法 / 痛み体験 / 大学生 / 成人 / 老人 / 医療職 / 看護 / VAS / 痛み評価
研究概要

人間の痛みは世界の人々に共通した現象で有史以来の大きな課題でもある。疼痛発現機序や、痛みの客観的評価法については、既に多くの研究報告があるが未だ十分な解明には至ってはいない。この状況下で看護者は、患者から痛みの訴えがあった場合、当該患者の瘍み表現中から瘍みの性質や強さを査定し、痛みの看護を実践する。この過程にあっては、患者ー看護者間でこの痛みをズレることなく的確に理解し合ってこそ、有効な痛み看護がなされるといえよう。
そこで痛みアセスメントの基礎的資料を作成するため、指定する痛み表現語彙33語について、それら個々の意味する痛み表現語がもつ痛みの強度値について、大学生・成人・高齢者の集団を対象に調査し次のような結果を得た。
1.当研究で得られた痛み表現語がもつ痛みの強度値は、大学生>成人>高齢者の順となり加齢に伴い下降する傾向にあり、つまり疼痛閾値は上昇の傾向にあった。
2.大学生・成人・高齢者の集団間で差のない痛み表現語16語がもつ痛みの属性と強度値を図式化することができた。
3.比較的強い痛みを表す痛み表現語と弱い痛みを表す痛み表現語の配列順位は、大学生・成人・高齢者ともに一致しており、痛みは主観的体験であるが、その言語表現と強度感覚の間にはかなり普遍的な結びつきがある。
4.痛み表現語においては性差は認められない。
また、患者の訴える痛みを看護者が確実に把握する1方法としては、3事例の痛み看護実践を通し次のような結論を得ることができた。
1.体験している痛みを言葉でもってありのままに表現する。
2.痛みの強度に関しては数値で測れるスケ-ルを使用する。

報告書

(4件)
  • 1991 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1990 実績報告書
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (20件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (20件)

  • [文献書誌] 岡崎 寿美子ほか: "痛み表現用語に関する研究" 健康心理学研究. 3(1). 1-14 (1990)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 岡崎 寿美子: "痛み表現用語とその相対は尺度ー看護学生と看護職を中心にしてー" 看護展望. 15(7). 834-839 (1990)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 岡崎 寿美子ほか: "看護におけるVAS使用による痛みの評価" 看護展望. 16(3). 378-383 (1990)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 岡崎 寿美子: "痛み表現語がもつ痛み強度値に関する研究ー大学生・成人・高齢者の集団を題象にー" 日本看護科学会誌. 11(2). 35-43 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 岡崎 寿美子: "どのくらいわかってますか,患者さの痛み" 看護. 43(7). 29-40 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 岡崎 寿美子: "研究の成果を臨床の痛み看護に生かすー痛み表現語に関する研究を通してー" 看護. 44(3). 80-92 (1992)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1991 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 岡崎 寿美子,ほか:"痛み表現用語に関する研究" 健康心理学研究. 3(1). 1-14 (1990)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 岡崎 寿美子:"痛み表現用語とその相対的尺度ー看護学生と看護職を中心にしてー" 看護展望. 15(7). 834-839 (1990)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 岡崎 寿美子,ほか: "看護におけるVAS使用による痛みの評価" 看護展望. 16(3). 378-383 (1990)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 岡崎 寿美子: "痛み表現語がもつ痛み強度値に関する研究ー大学生・成人・高齢者の集団を対象にー" 日本看護科学会誌. 11(2). 35-43 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 岡崎 寿美子: "どのくらいわかってますか,患者さんの痛み" 看護. 43(7). 29-40 (1991)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 岡崎 寿美子: "研究の成果を臨床の痛みの看護に生かすー痛み表現語に関する研究を通してー" 看護. 44(3). 80-92 (1992)

    • 関連する報告書
      1991 実績報告書
  • [文献書誌] 岡崎 寿美子,秋田 之直,野田 和子,緒形 雅則,柳川 貞男,福山 嘉綱: "(原著) 痛み表現用語に関する研究" 健康心理学研究. 3ー1. 1-17 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 岡崎 寿美子: "痛み表現用語とその相対的尺度ー看護学生と看護職を中心にしてー" 看護展望. 15ー7. 98-103 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 岡崎 寿美子,堀 良子,渡辺 敏,小島 茶子,古庄 冨美子: "看護におけるVAS使用による痛みの評価" 看護展望. 16ー3. 90-95 (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 岡崎 寿美子: "(原著) 集団別にみた痛み表現用語に関する研究" 日本看護科子会誌. 11ー1. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 岡崎寿美子,他: "痛み表現用語に関する研究" 健康心理学研究. Vol3No3. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 岡崎寿美子,他: "痛み表現用語とその相対的尺度-看護職を対象にした調査-" 第20回日本看護学会集録(看護総合). 205-207 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 岡崎寿美子,他: "看護におけるVAS使用による痛みの評価" 日本疼痛学会誌. Vol4No1. 58 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 岡崎寿美子,他: "看護におけるVAS使用による痛みの評価" 看護展望. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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