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抽象デ-タ構造に基づくグラフィック・インタフェ-スの研究

研究課題

研究課題/領域番号 01580022
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 情報学
研究機関東京大学

研究代表者

川合 慧  東京大学, 教養学部, 教授 (50011664)

研究期間 (年度) 1989 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1990年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1989年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードグラフィクス / インタフェ-ス / 抽象デ-タ構造 / 抽象構造 / 図形 / 図化写像 / パス拘束 / グラフィックス / 可視化 / 拘束システム / 図生成 / 幾何拘束
研究概要

本研究の目的は、現代のコンピュ-タシステムにとって不可欠なグラフィックインタフェ-スの高度化を,表示図形の明確化およびその抽象構造とシステム内のデ-タの構造との間の図化写像の確立によって、系統的に実現することである。本研究の成果を,研究項目ごとに示す。
1.図形とその配置方式の構造に関する研究の調査…図形の構造に関する扱いを種々のシステムについて調査した結果,ほとんどすべての場合に階層構造しか扱えないことが判明した。
2.既存のグラフィック言語の仕様と処理機能の調査…グラフィック言語として、標準となっているグラフィックス中核系およびグラフィクスメタファイルを取り上げ、調査を行なった結果,これらが表示様相の制御機能に重点を置いたものであり,構造的な扱いは極めて貧弱であることが判明した。他の言語も同様であると推定される。
3.デ-タ・図形間写像の構成とその処理方式の検討…写像としてとくに配置に関する研究を行なった。その中でも最も基本的であると思われる線形構造の図化方式として,一般的な曲線に沿った配置方法についての研究を行なった。その結果として,この方式の実現には20次程度の高次代数方程式を解くことが必要であることがわかり,その方面についても調査・研究を行なった。
4.写像システムのプロトタイプの作成と評価…上記の方式を実際にワ-クステ-ション上のシステムとして実現し,評価を行なった。基本的には有効であるが,いくつかの問題点も明らかとなった。
5.写像マクロの構築と全体システムの試用および評価…上記の評価をもとにしてシステムを改築し,再評価を行なった。その結果,処理の方式が素朴なため計算時間はかかるが,本研究の方向が正しいものであることが最終的に確認できた。

報告書

(2件)
  • 1990 実績報告書
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Ken Nakayama: "Visualization of Abstract Concepts using Generalized Path Binding" Proc.Computer Graphics International,Springor,1990. 90. 377-401 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] K.Nakayama,S.Kawai: "On Visualizing Abstract Concepts with Generalized Path Binding" Proc.CG International,Singapole,1990. 4. (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 中山健,川合慧: "一般化パス拘束による図の生成" 情報処理学会全国大会論文集、、No.39. 39. 915-916 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 松岡聡,川合慧: "対話型グラフィックスの形式的扱いについて" 情報処理学会全国大会論文集、No.39. 39. 846-847 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 中山健,川合慧: "一般化パス拘束による図の生成について" 情報処理学会グラフィックスとCADシンポジウム論文集. 7. 199-206 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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