研究課題/領域番号 |
01580025
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
津田 孝夫 京都大学, 工学部, 教授 (60025905)
|
研究分担者 |
中谷 いつ子 京都大学, 工学部, 教務職員 (40115902)
岡部 寿男 京都大学, 工学部, 助手 (20204018)
国枝 義敏 京都大学, 工学部, 助手 (90153311)
大久保 英嗣 京都大学, 工学部, 助教授 (60127058)
|
研究期間 (年度) |
1989 – 1990
|
研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
|
配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1989年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 分散デ-タベ-ス / パ-ソナルコンピュ-タネットワ-ク / オペレ-ティングシステム / ストリ-ム指向 / ソフトウェアセグメンテ-ション / 分散セグメンテ-ション / トランザクションスケジュ-リング / 同時実行制御 |
研究概要 |
本研究は、既存の汎用オペレ-テイングシステム上のデ-タベ-スシステムの性能の問題を解決するために、デ-タベ-ス処理に向いたオペレ-テイングシステムの構成法について研究することを目的としている。今年度は、ネットワ-クで接続された複数のパ-ソナルコンピュ-タからなる実験システム上にプロトタイプシステムを実現し、前年度に検討を行ったソフトウェアセグメンテ-ションとスト-リ-ム指向型関係演算処理方式に関する評価を行った。さらに、今年度は、システムに障害が発生した場合の処理方式とユ-ザインタフェ-スに関連した以下の項目についても検討を行った。1.トランザクション処理における例外処理の検討、2.トランザクション処理の二重化の検討、3.通信監視サ-バの検討、4.表形式に基づくビジュアルなユ-ザインタフェ-スの検討、5.マイクロ・メインフレ-ムリンクの検討。1.においては、各サイトがネットワ-クで接続された分散環境における例外処理方式について検討し、分散例外処理のためのシステムプリミティブを開発した。2.及び3.においては、1.における分散例外処理機能を利用して、トランザクション実行時の障害や、サイト及び通信リンクの障害を回復するための一般的な手続きについて検討した。4.及び5.においては、ネットワ-クプロトコルとしてTCP/IPプロトコルを実現することによって、本研究で開発したプロトタイプシステムのユ-ザインタフェ-スに関係する処理をUNIXワ-クステ-ション側で行う方式を検討した。さらに、実際に、UNIX上のXーWindowを利用してユ-ザインタフェ-スの一部をワ-クステ-ション上に実現し、本プロトタイプシステムにおけるユ-ザインタフェ-スに関係する処理を複数プロセッサで分担可能であることを検証した。
|