研究課題/領域番号 |
01580035
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報学
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
水野 舜 金沢工業大学, 工学部, 教授 (90064443)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1990年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1989年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 日本語解析 / 自然言語処理 / 障害者補助 / 点字 / 点訳 / 視覚障害者 / 点字機械辞書 |
研究概要 |
祝覚障害者が読むことのできる点字は仮名点字であるため、普通文字の文章を点字文にするのにかなりの人手がかかる。我々は、漢字仮名混じり文を計算機で自然言語処理することによって、日本語文を仮名点字に点訳することを試みた。また仮名文で音声出力することも容易である。我々はこれらの方法により嬾人に多くの文字情報を提供できるようなシステムの開発を目的とした。仮名点字は表音文字であるので助詞の「は」「へ」は「わ」「え」とし、長音の「う」は「-」にあたる点字で表記したり、文節分かち書きに近いマス開け規則に従って書くが、文章中での言葉の使われ方によってそのマス開けも違ってくる。そこで我々は仮名点字への点訳を可能にするために次の方法を計画し研究を行った。 1.日本語文に対して形態素解析、構文解析、意味解析を行う自然言語処理システムを作成した。これにはプログラミング言語としてLISP言語を用い、パソコンで利用できるようにした。 2.仮名点字に点訳するための大規模の点字機械辞書を作成した。語数は約3万語であり、目標の80%は達成できた。 3.自然言語処理を点訳規則と融合して、仮名文を生成し、点訳を行った。点訳実験では90%以上の精度が得られたが、もっと精度を上げるためには点字機械辞書を充実させることが必要である。 4.漢字仮名混じり文を仮名文に変換し、音声出力装置を用いて、文章の読上げを試みた。実際に文字放送の文字情報を抽出しその読上げを可能にした。またパソコンと音声出力装置を用いて点字図書館の視覚障害者職員のために、点字図書館業務システムを開発した。
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