研究課題/領域番号 |
01580105
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
矢野 徳郎 北海道大学, 教育学部, 助教授 (80200559)
|
研究期間 (年度) |
1989
|
研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
|
配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1989年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | CO_2過剰排出 / 血中乳酸 / 長距離走者 / 負荷時間 |
研究概要 |
運動負荷を行うと筋中で乳酸が産生される。この乳酸は筋外へ拡散されると、おもに重炭酸系によって緩衝されるため呼気ガスCO_2過剰排出という結果になる。乳酸の拡散速度は筋毛細血管の密度と関係すると考えられるので、その毛細血管の密度が相違していると考えられる、一般人長距離走者の乳酸産生量当りのCO_2過剰排出量(CO_2/LA)を比較した。その結果、長距離選手のCO_2/LAの値が、一般人よりも高いものであった。一方、各グル-プとも負荷時間を変えてCO_2/LAを求めると、各グル-プとも負荷時間が長いとその値も高くなった。従って、長距離選手と一般人では負荷時間がことなっていたので、その補正が必要である。補正後の比較では両グル-プにおいてその差は認められなくなった。このことはCO_2/LAが散散面積(毛細血管の密度)より散散時間と関係しているためと考えられた。 このように長距離走者が一般人に比べてCO_2排出からみるかぎりにおいて緩衝能が高いとは思われなかった。
|