研究課題/領域番号 |
01580111
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
斉藤 慎一 (斉藤 愼一) 筑波大学, 体育科学系, 講師 (80114081)
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研究分担者 |
鈴木 正成 筑波大学, 体育科学系, 教授 (90015842)
田崎 洋佑 筑波大学, 体育科学系, 助教授 (30114101)
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研究期間 (年度) |
1989 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1990年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1989年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | グリコ-ゲン・ロ-ディング / 高脂肪食 / 高炭水化物食 / グリユ-ゲン再補充 / グリコ-ゲン超過回復 / ラット / グリコ-ゲン再補充 / 持久性トレ-ニング / 持久性運動 / 肝臓グリコ-ゲン / 筋肉グリコ-ゲン |
研究概要 |
試合前の数日間にわたってトレ-ニングを軽減しながら炭水化物を多く摂り筋肉グリ-コ-ゲンを高めようとする運動と栄養の処方をグリコ-ゲン(炭水化物)・ロ-ディングと呼ぶが、普段摂っている食事が高脂肪食か高炭水化物食か(食歴)が運動前のグリコ-ゲン・ロ-ディングに影響するか否か、また運動後数時間内の回復初期の急速グリコ-ゲン・ロ-ディングに影響するか否かについてラットで検討した。その結果、以下のことがわかった。 (1)トレ-ニングを3日間にわたって軽減した場合、高炭水化物食歴ラットが引き続き高炭水化物食を摂ることに比べて、高脂肪食歴ラットが引き続き高脂肪食を摂ることは肝蔵と筋肉グリコ-ゲン蓄積に劣るが、高脂肪食から高炭水化物へ切り替えることで改善できた。 (2)運動後2時間以内の急速グリコ-ゲン・ロ-ディングは、高炭水化物食歴ラットに比べて高脂肪食歴ラットで劣るが、高脂肪食歴ラットが高脂肪食から高炭水化物食に切り替えた場合、筋肉の急速グリコ-ゲン・ロ-ディング効果は高炭水化物食歴ラットに比べて変わらないよりもむしろ高かった。 (3)運動直後から6時間後までの急速グリコ-ゲン・ロ-ディング効果は高脂肪食歴ラットでも変わらなかった。また、グリコ-ゲンの超過回復は高脂肪食歴ラットのみに認められた。 これらの結果から、普段の食事が高炭水化物食の場合に比べて、普段の食事が高脂肪食である場合グリコ-ゲン・ロ-ディング効果に劣るが、ごく短期間高脂肪食から高炭水化物食に切り替えることで改善できることがわかった。
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