• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

身体運動とトレ-ニングが消化管諸機能とその協調におよぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 01580121
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関名古屋大学

研究代表者

近藤 孝晴  名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 講師 (20135388)

研究分担者 成瀬 達  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所・生理機能研究施設, 助手 (50180550)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1989年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード胃血流 / 運動負荷 / 空腹時周期的収縮 / 大腸運動 / 消化管通過時間 / 小腸通過時間 / 大腸通過時間
研究概要

1.胃血流 ビ-グル犬を麻酔下に開腹し、慢性埋め込み型電磁血流計プロ-ブを左胃動脈の根部に装着し、同時に胃瘻を造設した。1週間の術後回復期の後実験を行った。18時間の絶食後に安静時の胃血流を測定後、トレッドミルを用いて5Km/h、2時間の運動負荷を行った。また、運動負荷中に牛乳300mlを胃瘻より注入した。空腹時の胃血流は運動負荷開始より次第に減少し、開始30分後より60分間では平均16.4%の有意な減少を示した。牛乳を胃内投与すると安静時における胃血流の増加反応の頂値は、60±5ml/min、運動負荷中では40±6ml/minと有意に抑制された。
2.消化管運動 7頭の慢性胃・十二指腸瘻犬または大腸瘻犬で、胃、十二指腸、上部空腸または大腸の運動を、マイクロチップ圧力トランスデュ-サ-を用いて測定した。安静時の空腹時周期的収縮を観察し20分後に運動を開始した。運動終了後も次の空腹時周期的収縮が出現するまで記録を続けた。胃、十二指腸、および空腸には運動開始とともに不規則な収縮運動が現れた。そのため、安静時には100分毎に出現する空腹時の収期的収縮は運動中は明らかでなかった。運動を中止して50分目、運動前に観察した空腹時周期的収縮から200分目に強い収縮が出現した。このような例は3頭でみられた。一方、十二指腸および空腸には不規則な収縮運動が出現するものの、胃の収縮運動が消失する例が2頭にみられた。大腸の運動は、全身運動により消失した。
3.食物の消化管通過時間 平均年齢70歳の健康な高齢者を対象に、食物の小腸通過時間、大腸通過時間、および全消化管通過時間を測定した。毎日平均1万歩以上の歩行により、大腸通過時間は19時間から11時間に、全消化管通過時間は26時間から22時間に有意に短縮した。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 近藤孝晴、他: "運動と消化管機能" 日本臨床生理学会雑誌. 19. 165 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 加藤政隆、他: "運動負荷が空腹時および摂食時の胃血流に及ぼす影響" 日本消化器病学会雑誌. 87. 656 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

URL: 

公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi