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小学校における運動部活動が児童の健康・体力の指標に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 01580135
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関順天堂大学

研究代表者

形本 静夫  順天堂大学, 体育学部, 講師 (50053343)

研究分担者 青木 純一郎  順天堂大学, 体育学部, 教授 (40053087)
内藤 久士  順天堂大学, 体育学部, 助手 (70188861)
研究期間 (年度) 1989 – 1991
研究課題ステータス 完了 (1991年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1991年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1990年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1989年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード子供 / ソフトボ-ル / 健康に関連した体力 / 呼吸循環機能 / 運動部活動 / ミニ・バスケットボ-ル / 体力 / 健康
研究概要

ソフトボ-ル部活動が児童の体格および体力、特に健康に関連した体力要素に及ぼす影響を1年間にわたり追跡研究した。また、同時に練習時の運動強度およびエネルギ-消費量ならびに練習による尿中成分の変化についても検討を加えた。被験者にはソフトボ-ル部活動に定期的に参加している小学校4年生男子7名と5年生男子6名の計13名と日頃規則的に身体活動を行なっていない5年生男子6名を用いた。なお、5年生部員は翌年の8月の時点でトレ-ニングを中止した。
練習時間は冬季が約2時間、夏季は4〜5時間であった。部員が冬季および夏季にそれぞれ平均1時間53分および4時間31分練習に参加したときの運動強度は、被験者のVo_2maxの46±11および39±13%に相当し、冬季の方が高い傾向にあった。また、1時間当たりのエネルギ-消費量も冬季(235±62kcal)が夏季(200±59kcal)よりも高い傾向にあった。しかし、部員が夏季に1日5時間の練習に参加したときのエネルギ-消費量は彼らの1日のエネルギ-所要量の約1/2の1000kcalに達し、栄養学的な配慮が不可欠であることが示唆された。また、練習による蛋白尿の出現は冬季に17例中8例(±〜+)、夏季に18例中11例(±〜++)に認められたが、++の反応(3例)は夏季のみにしか観察されなかった。1年後、トレ-ニングを継続した4年生部員の身長、体重、除脂肪体重、握力、背筋力、垂直跳び、反復横跳びおよび最大換気量ならびにVo_2maxの絶対値には有意な改善が認められた。しかし、体脂肪率や体重1kg当たりの最大換気量およびVo_2maxに有意な変化は見られなかった。このような傾向は夏以降トレ-ニングを中止した5年生部員や対照群の児童にも観察され、定期的なソフトボ-ルへの練習参加が児童の体格や健康に関連した体力要素に及ぼす影響は必ずしも明らかではなかった。

報告書

(3件)
  • 1991 実績報告書
  • 1990 実績報告書
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 形本 静夫: "小学校における運動部活動(ミニ・バスケットボ-ル)の運動強度と生理学的効果" 体力科学. 40. (1991)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 形本静夫: "小学生における運動部活動が彼らの健康・体力に関する指標に及ぼす影響" 順天堂大学保健体育紀要. 34. (1992)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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