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中高年者の最大酸素摂取量の直接測定法と間接測定法の比較

研究課題

研究課題/領域番号 01580139
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関中京大学

研究代表者

石河 利寛  中京大学, 体育学部 (10052911)

研究分担者 松井 健  中京大学, 体育研究所, 助手
梅村 義久  中京大学, 体育学部, 助手 (00193946)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1989年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード最大酸素摂取量 / 運動負荷テスト / 中高年者
研究概要

健康な男性46名(30歳未満13名,30歳代13名,40歳代9名,50歳以上11名)および女性49名(30歳未満11名,30歳剤11名,40歳代15名,50歳以上12名)を被検者として、最大酸素摂取量(VO_2max)を求めるために自転車エルゴメ-タによる運動負荷テストを行った。被検者は予備テストで得た負荷強度を基準にして3段階の負荷漸増運動(最大下レベルで1段階につき4分間)を行った後、続けて,疲労困憊に至るまで負荷漸増加運動を行った。
心拍数(HR)、酸素摂取量(VO_2)を中心とする呼吸循環系のパラメ-タは運動中に連続的に測定し、30秒毎にその値を得た。疲労困憊の判定基準をI)VO_2のレベリングオフが見られること、II)呼吸交換比が1.0以上に達することとし、両条件にうち少なくとも一方が満たされた時、運動中の酸素摂取両の最高値を実測のVO_2maxとした。この実測値と、間接的に最大下のVO_2-HR関係を用いて最高心拍数(実測)を補外して求めた推定VO_2maxおよびオストランドの計算図表を用いて求めた推定VO_2maxとを各年代における平均値で比較検討した。以下にその結果を示す;便宜上30歳未満を【○!A】、30歳代を【○!B】、50歳代以上を【○!D】として表記すると実測のVO_2maxはそれぞれ【○!A】:2.77±0.78(l /分),【○!B】:2.53±0.70,【○!C】:2.07±0.60,【○!D】:1.97±0.75であり、補外法およびオストランド法による推定値をこれらの値と比較すると【○!A】:-10.8(%),-60.1【○!B】:-11.5,-11.5【○!C】:-8.2,-5.8【○!D】:-6.1,4.6と両推定法とも各年代で実測値を過小評価する傾向にあり、特に40歳未満(【○!A】【○!B】群)および補外法においてその傾向が強い。また、全体を男女別でみてみると、男:2.90±0.60(l /分),女:1.81±0.35の実測値に対し、男:-7.6(%),-9.3女:-12.2,-3.9の誤差となるため男は補外法が、女はオストランド法がより適していると思われる。以上の結果から、間接的VO_2max測定においては年齢、性別に適した推定方法を選択する必要があることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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