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肝小胞体膜の形成機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 01580196
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 代謝生物化学
研究機関九州大学

研究代表者

三原 勝芳  九州大学, 大学院医学系研究科, 助教授 (40029963)

研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1989年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード小胞体膜 / チトクロ-ムP-450 / エステラ-ゼ / 膜生合成 / シグナルペプチド
研究概要

ER膜に局在するチトクロ-ムP-450(P-450と省略)ならびにERの内腔面にゆるく結合して存在するカルボキシエステラ-ゼE1(E1と省略)を対象としてER膜への蛋白質の挿入と仕分けの機構を明らかにすべく実験をおこない次の結果を得た。
(1)P-450のER膜挿入シグナルの解析-P-450は分子のN末端の限られた領域にSRPに依存してERにタ-ゲッティングされる領域とERへのアンカ-に必要な領域とが共存している(シグナル/アンカ-配列と省略)。このシグナル/アンカ-配列の機能を決定する要因を明らかにするためP-450LM6とM1という2種のP-450について解析をおこなった。シグナル/アンカ-配列のN末端には酸性アミノ酸が存在するのでこれを塩基性アミノ酸に置換したところ、分泌シグナルに変換した。又疎水領域を部分的に除去してもやはり分泌シグナルに変換した。これらの実験よりシグナル/アンカ-の機能はN末端の荷電アミノ酸と疎水領域の大きさとのバランスによって決定されると結論した。
(2)E1とER膜との相互作用-E1は分泌蛋白質と同様にシグナルペプチドの切断を伴ってER内腔に輸送されるが分泌されずにER内にとどまる。現在各種欠損変異cDNAをCOS細胞で発現させその細胞内分布を解析しERに止まるのに必要な領域の特定をおこなっている。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Sato: "The amino-terminal structures that determine topological orientation of cytochrome P-450 in microsomal membranes" EMBO.J.(1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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