研究課題/領域番号 |
01601006
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小山 順二 東北大学, 理学部, 助手 (30125546)
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研究分担者 |
泉谷 恭男 信州大学, 工学部, 助教授 (60092863)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1989年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 不均質断層 / 断層パッチ / 震源スペクトル / 短周期波動のドップラー効果 / 短周期地震波 |
研究概要 |
大きな地震が励起する短周期の地震波は、地震動災害に直接関係する強震動の強さを支配している。この波動の性質を調べるために、不均質な断層破壊過程の理論を発展させ、震源の不均質領域のサイズ分布や破壊強度分布のゆらぎと短周期震源スペクトル構造の関係を明らかにした。さらに、断層破壊様式や破壊伝播の影響が、どのように短周期地震波や強震加速度,また、被害地震の震度分布に反映されているのか、日本と中国の大きな被害地震を網羅し、現象論的に研究した。以上の研究結果は、下記の四編の論説にまとめられた。 1.SEISMIC EXCITATION AND DIRECTIVITY OF SHORTーPERID BODY WAVES FROM A STOCHASTIC FAULT MODEL:この研究では、不均質な破壊領域(断層パッチ)のランダムな破壊から強震動の最大加速度、rms加速度の表現式が解析的に導かれた。 2.ランダム波動のフラクタルスペクトル構造:この研究では、断層パッチのサイズ分布がどの様に短周期震源スペクトル構造を決めているのかを明らかにした。 3.SEISMIC INTENSITY DISTRIBUTION OF SHALLOW EARTHQUAKES DUE TO RUPTURE VELOCITIES AND FAULTING MODES:この研究では、短周期波動のドップラー効果の理論に基づき、日本と中国での被害地震の震度分布から、断層破壊様式や破壊伝播速度、また断層面の不均質性を普遍的に明らかにした。 4.断層パッチのサイズ分布と不均質断層の震源スペクトル構造:この研究では、不均質断層破壊の複雑な破壊過程を、破壊する断層パッチの統計的な性質を考えることで、理論的に表現した。そして、短周期地震波の励起を不均質断層破壊の立場から統一的に議論した。
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