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樹木の振動による斜面崩壊の可能性について

研究課題

研究課題/領域番号 01601504
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関筑波大学

研究代表者

西村 仁嗣  筑波大学, 構造工学系, 教授 (00010819)

研究分担者 京藤 敏達  筑波大学, 構造工学系, 講師 (80186345)
椎貝 博美  筑波大学, 構造工学系, 教授 (20016322)
研究期間 (年度) 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1989年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワードスギ / 抵抗係数 / 風速分布 / 風害
研究概要

筑波大学の構内において樹高約3メ-トルのスギを一本選定し,自生の状況下において,スギの質量,固有振動数を測定した。これにおいてはこれまでの方法を改良し,付加質量の位置,質量をかえてより精密な方法によった。この結果これまでの簡便法とほとんど変わらない成果がえられた。風速については測点を1点より3点に増やしてより精密な観測を行なったが,粗放な林中での風速分布はかなり複雑で,これ自体今後の研究に値する問題のようである。本年度はあまり強い風がふかず,観測には多大の時間を要したが,それでもかなりのデ-タは得られた。
抵抗係数は風速の自乗を多少加工したものの外力とし,線形の振動系について全体にフ-リエ変換をほどこし,一挙に抵抗係数を算出する方法を試みた。この方法によると,抵抗係数の周波数依存性がやや顕著に現われ,実用上はやや不便である。しかし,平均値としては0.3から1.0の間に分布しており,これまでの結果とよく一致する。
さらに樹木がどのような条件下で切断,ねじきれ,あるいは根こぎの現象を生ずるかということについて実測デ-タを活用して推定を行ない,これまでの台風時のデ-タと比較してほぼ妥当な推定方法を得た。土の表面の破壊特性については実験値がなく,将来大規模な実測を行ない,本研究の裏付けを行なう必要がある。

報告書

(1件)
  • 1989 実績報告書

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公開日: 1989-04-01   更新日: 2016-04-21  

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