研究課題/領域番号 |
01602015
|
研究種目 |
重点領域研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤村 貞夫 東京大学, 工学部, 教授 (30010961)
|
研究分担者 |
青木 正敏 北海道大学, 農学部, 助教授 (60081569)
花泉 弘 法政大学, 工学部, 助教授 (60143385)
井村 秀文 九州大学, 工学部, 助教授 (20203333)
梅干野 晃 東京工業大学, 大学院総合理工学研究科, 助教授 (50108213)
安岡 善文 国立公害研究所, 研究室長 (50132866)
|
研究期間 (年度) |
1989
|
研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
|
配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1989年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
|
キーワード | リモートセンシング / 遠隔計測 / 国際比較 / 土地被覆 / 変化域抽出 / 開発途上国 / 国際環境データベース / 分類 |
研究概要 |
本研究では、人口の急激な増加に伴う都市域および都市周辺部の急激な変化の監視とそれに基づく環境評価や、環境管理のための手法確立を目指して、現在の技術的状況把握のための調査研究を目的とした。具体的には、急激な都市化の進行している地域について、環境評価のために必要なデータおよびその入手可能性、さらにデータ処理技術の水準に関する調査を行うこと、データは主にリモートセンシングデータ、並びに、現実の環境に関する国際環境データを対象とし、その有無や所在、価格、入手に際しての条件等について、地球規模に亘る調査を行うこと、さらに、リモートセンシングデータに基づいて環境評価を行う際の処理技術の水準、使用可能性、得られる結果の質、他のデータとの重合わせ処理法等に関して調査・研究を行うことを目的とした。 画像データに関しては、バンコク、マニラ、北京、上海、ソウル、サンパウロなど急激な都市化の進んでいる都市の、最近5年〜10年の変化を求めるのに有効と考えられるリモートセンシングデータ(主にLANDSAT-MSSデータ)を調査し、これらについては2時期のデータの得られることが判明した。代表的都市の気象環境の経年変化や都市およびその周辺地域の緑地分布の経年変化を知るための気象データとして、気温、風向、風速、降水量の月平均データや、世界正規化植新指標(NVI:Normalized Vegetation Index)データなどが入手可能である。国際的なデータベースは、地図情報を初めとして、整備が遅れていたり、例え整備されていても入手がきわめて困難であることを確認した。データ処理技術について調査を行った結果、評価基準が曖昧で共通性がなく、今後の研究にそのままの形で使用できるか否かは判然としない。手法の評価を兼ねて、リモートセンシングデータに基づく都市環境の時間変化検出の事例研究を一部の地域について実施した。
|