研究課題/領域番号 |
01602027
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
原口 紘き 名古屋大学, 工学部, 教授 (70114618)
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研究分担者 |
安井 至 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (20011207)
前田 滋 鹿児島大学, 工学部, 教授 (90041566)
高月 紘 京都大学, 環境保全センター, 教授 (80026228)
阿部 光雄 東京工業大学, 理学部, 教授 (00016099)
曽我 直弘 京都大学, 工学部, 教授 (80026179)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
16,700千円 (直接経費: 16,700千円)
1989年度: 16,700千円 (直接経費: 16,700千円)
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キーワード | 有機金属化合物 / スズ / ヒ素 / 高感度分析法 / 植物影響 / 生物影響 / 無害化処理技術 / 動態解析モデル |
研究概要 |
平成元年度は前年までの公募研究2課題を計画研究として取り入れ、計10課題についての研究を実施した。研究成果の実績をまとめると次のようになる。(1)有機金属化合物の物理・化学・生物学的性質、生産量等のデータを含む環境データベースの作成(安井)。(2)有機水銀化合物、有機スズ化合物の高感度分析法の開発と環境モニタリング(原口、森田)。(3)淡水藻類、陸上植物、魚貝類等に対する有機金属化合物の生物影響評価(前田、深見、森田)。(4)ガラス化固定、吸脱着等の手法を用いる処理技術、制御技術の開発と応用(曽我、阿部)。(5)有機スズ化合物の環境中の挙動と運命予測のための動態解析モデルの開発とその評価(高月)。(6)有機金属化合物を用いるプラズマ材料加工における廃ガスの解析と処理技術の開発(手塚)。(7)セレン、テルルを含む機能性材料からの有用資源回収のための有機合成反応の開発(神戸)。これらの研究は昭和62年度から3年継続として実施されたものであり、本年度は最終年度にあたるため、研究分担者は研究成果のまとめに重点をおくことに努めた。そのために、平成元年7月岡山において班会議、同7月三重県鳥羽市において「重金属特異反応生物の検索・育成と育成生物の環境適合性」(代表:茅野充男東大教授)研究班との合同班会議並びに鳥羽湾汚染調査を開催、実施した。その結果、上記研究概要にまとめたように、スズ、ヒ素、水銀等を含む有機金属化合物による環境汚染が、いわゆるハイテクノロジーによる新しい技術開発に伴なって、新しい環境問題として進行しつつあることが明らかとなり、そのための制御技術の開発も早急に必要なことが提案された。なお、これらの研究成果は、「有機金属化合物の環境影響評価と制御」のタイトルで研究成果報告書にまとめ、平成2年2月刊行した。
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