研究課題/領域番号 |
01603022
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研究種目 |
重点領域研究
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
藤井 哲 九州大学, 機能物質科学研究所, 教授 (20038574)
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研究分担者 |
渡辺 俊行 九州大学, 工学部, 教授 (60038106)
木村 健一 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50063558)
渡部 康一 慶応義塾大学, 理工学部, 教授 (40051487)
柏木 孝夫 東京農工大学, 工学部, 教授 (10092545)
中西 重康 姫路工業大学, 工学部, 教授 (70029057)
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研究期間 (年度) |
1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
32,000千円 (直接経費: 32,000千円)
1989年度: 32,000千円 (直接経費: 32,000千円)
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キーワード | 太陽熱 / エクセルギー解析 / 圧縮式ヒートポンプ / 吸収式ヒートポンプ / 乾燥空気製造 / 集放熱パネル / 代替フロン媒体 / 熱力学性質 |
研究概要 |
1.太陽熱利用システムに関して、日射の実測、模擬プラントによる集熱量等の実測及びシステムの性能評価法の開発を行い,太陽光の特性およびそれがシステム性能に及ぼす影響を明らかにした。2.新冷媒HFC134aの管内蒸発・凝縮熱伝達特性及び混合冷媒の組成がヒートポンプシステムに及ぼす影響を実験的に明らかにするとともに、理論計算により太陽熱利用ヒートポンプシステムにはHCFC1342b+HCFC22系混合冷媒が適していることを示した。3.混合冷媒の管内蒸発における伝熱特性を実験値に基づいて解析するとともに、内面溝付き管による伝熱促進効果を明らかにした。4.相互不溶解性の冷媒ループを有する高性能空調用吸収ヒートポンプサイクル及び太陽熱の昇温化に効果的な自己再生型昇温吸収サイクルという新しいサイクルの有効性をシミュレーションにより示すとともに、マランゴニ効果を利用した吸収促進機構の理論的解明を行った。5.新しい代替フロン物質HFC134a,HFC123,HCFC142b及び混合冷媒HFC22+HCFC142bの熱力学性質の測定を行い、それらの相関式及び状態方程式を作成した。また,HCFC22+HCFC114系混合冷媒の熱物性データベースを開発した。6.太陽熱利用乾燥空気製造システムの要素機器である畜乾槽と除湿器に関する実験を行い,それぞれの基礎的特性を明らかにした。7.太陽熱利用昇温型吸収ヒートポンプ式乾燥システムのシミュレーションによりシステムの評価法を確立するとともにその要素機器である縦型管内吸収熱交換器の特性を実験的に明らかにした。8.太陽・空気熱源ヒートポンプシステムの実験及びシミュレーションを行い、冷媒直膨式集放熱パネルの特性を明らかにするとともにその性能改善法を示した。
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